9月26日(土)ドーンセンター・ホール@大阪へ。

昼の部
- 柳家喬太郎:禁酒番屋
- 江戸家小猫:動物ものまね
〈中入り〉
- 柳家喬太郎:錦木検校(にしきぎけんぎょう)
喬太郎は次のようなことを語った。
最近、体脂肪を減らすのに役立つカラダカルピスを飲んでいます。ただ味はカルピスと別物ですね。森永コーラスみたいな。ご存知ですか?
今の御時世、マスクだとかフェイスシールドとか、私らの世代だと全学連 vs. 機動隊を思い出します。「接待を伴う飲食」なんて聞くと、全学連の学生を機動隊が接待している姿を想像したら、なんだか可笑しいですね。
10月1日から東京もGoToキャンペーンに追加されますが、だからって皆さん東京来ますか!?コロナにまみれる、みたいな。私らが地方にお邪魔するときは、最善の注意を払い、感染防止を心がけています。
4月から5月にかけて東京の寄席も中止になりました。落語協会では新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドラインを設け、楽屋では全員マスク着用、前座が師匠方に出すお茶も急須ではなく紙コップです。あとガイドラインにコール&レスポンス禁止ってあるんですが、落語でそんなことします?ロックコンサートじゃないんだから。で、それ見てわざわざ高座でやっちゃった噺家がいたりして。入船亭扇辰
寄席に入るときは入り口で検温します。測ってくれた女の子が戸惑っているので「見せて」と言ったら33.7℃と表示されていました。私はワニか!?
東京かわら版で新型コロナに関して自宅でどう過ごしているかというアンケートがありまして、うちの師匠(さん喬)なんか「どうしたらいいかわからない」と真面目に答えていました。中には「下手な稽古はやるだけ無駄」とか、「何もせずぼーつとしていても、何か得るものがある筈」と書かれている方もおられて、とても共感しました。あと、ある師匠から「コロナ自粛で体内時計が狂っちゃった」と言われて、そうだなと思いました。今までは寄席で持ち時間15分とか20分と指定されると、だいたいそれくらいの時間で下りてくることが出来たのですが、感覚が分かんなくなっちゃった。
夜の部
- 柳家喬太郎:ウルトラ仲蔵
- 江戸家小猫:動物ものまね
〈中入り〉
- 柳家喬太郎:拾い犬
喬太郎の演じる円谷プロ公認・ウルトラマン落語は古典『抜け雀』のパスティーシュ『抜けガヴァドン』を複数回聴いたことがあるが、『中村仲蔵』のパスティーシュ『ウルトラ仲蔵』はお初。八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)が炸裂する。いやー、笑った!大阪城で大暴れしたウルトラ怪獣ゴモラとか、ケムール人、ウルトラマンナイスも登場する。
『拾い犬』は2014年11月22日、11(わんわん)22(にゃんにゃん)に因んだ、横浜にぎわい座「わんvsにゃん寄席」で発表された新作落語。といっても設定は江戸時代なので〈擬古典〉と言ってい良い。ベースになっているのは上方の古典落語『鴻池(こうのいけ)の犬』と思われる。そもそも〈鴻=広い〉という意味だしね。
喬太郎はコロナで自宅待機中にあまり稽古をせず、ロッテのチョコパイばかり食べていたとか、コロナ禍の外出自粛でターゲットにされた「接待を伴う飲食店」は災難だけれど、「接待」の定義はどこまで指すのか?「マック」のスマイル0円は「接待」ではないのか?あっ、しくじった!マクドナルドは大阪で「マック」じゃなく、「マクド」って言うんでしたっけ?埼玉県にはガールズバーならぬ、ボーイズバーがあった、といった話などをした。
配信の落語会について、「演りにくいんじゃないですか?」とよく尋ねられるが、そんなことは全く無い。笑ってくれるお客さんがいなくても平気。第一、入門した頃の寄席はいつも閑古鳥が鳴いていて、100席の小屋でも一杯にならなかった。満席に出来たのは古今亭志ん朝くらいだったと。
山口容疑者が酒気帯び運転で逮捕されたのが練馬と聞いてがっかりしました。しかも氷川台。だって元TOKIOですよ!そこで捕まりますか!?もっと六本木とか渋谷とか芸能人として相応しい場所にして欲しかった。こちらの方には練馬がどういう場所かピンとこないかも知れませんが、大阪で言えば「なかもず」?(ここで場内爆笑)あ、知りませんよ、行ったことありませんし。ただ地下鉄の路線図見ていてなんとなくそんな感じかなと。表記がひらがなで目についたので(注釈:中百舌鳥は堺市です)。
政治家は大抵、赤坂の料亭で会合を開きますが、あれは多分、霞が関から近いからでしょうね。でも赤坂に料亭がもしなかったとしたらどうするんでしょう?例えばCoCo壱番屋しかなかったらカレーを食べるんでしょうか?それとも、料亭が練馬に集中していたら、わざわざ練馬まで足を運ぶんですかね?
当初、昼の部も夜の部も喬太郎が三席ずつの予定だったのだが、マクラで盛り上がったので二席ずつと相成った。
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