古典芸能に遊ぶ

2023年10月11日 (水)

柳家喬太郎 なにわ独演会 2023

9月23日(祝)ドーンセンターホール@大阪市へ。柳家喬太郎の落語を聴く。

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昼の部

 ・柳家喬太郎:転宅
 ・三増紋之助:江戸曲独楽
 ・柳家喬太郎:残酷なまんじゅうこわい

夜の部

 ・柳家喬太郎:品川心中
 ・三増紋之助:江戸曲独楽
 ・柳家喬太郎:明日に架ける橋

『残酷なまんじゅうこわい』は古典落語のパスティーシュ。そういう意味ではウルトラマン落語『抜けガヴァドン』(作:喬太郎)に近い。途中までは『まんじゅうこわい』のまんま噺が進行するのだが、次第に『バトル・ロワイヤル』の様相を呈してきて、最後は『そして誰もいなくなった』。傑作。

『明日に架ける橋』は2007年9月24日に安田生命ホールで行なわれたSWAの“朝の夕焼け”をテーマにした公演で生まれた新作。春風亭昇太が口演したりもしているらしい。1996年にフジテレビで放送された長瀬智也・酒井美紀主演のドラマ『白線流し』が引用されている。なんだか懐かしかった。

長瀬くんは本当に素晴らしい役者だった。2021年ジャニーズ事務所を退所後は「裏方になる」と宣言し事実上芸能界引退状態だが、現在ジャニーズは機能不全に陥っているし、今後干渉されることもないだろうから是非現役復帰して欲しい。才能が惜しいよ(特にクドカンと組んだTVドラマ『タイガー&ドラゴン』と『うぬぼれ刑事』が好き♡前者は落語家が主人公で、後者は向田邦子賞を受賞した)。

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2023年6月23日 (金)

柳家喬太郎独演会@兵庫芸文 2023

5月21日(日)兵庫県立芸術文化センターへ。柳家喬太郎独演会を聴く。

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昼席

 ・春風亭かけ橋:小言念仏
 ・柳家喬太郎:百川
 ・寒空はだか:漫談
 ・柳家喬太郎:錦木検校

夜席

 ・春風亭かけ橋:闇が広がる
 ・柳家喬太郎:残酷なまんじゅう怖い
 ・寒空はだか:漫談
 ・柳家喬太郎:当世女甚五郎

かけ橋の『闇が広がる』は歌舞伎を題材にした古典落語『七段目』と宝塚歌劇の人気演目「エリザベート」を掛け合わせたパスティーシュで、実際に『闇が広がる』が歌われる。他にミュージカル「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」「美女と野獣』にも言及され、面白かった!

喬太郎は青森県の名物【味噌カレー牛乳ラーメン(バターのせ)】の話題をマクラで。美味しくて病みつきになり、青森再訪時にもまた食べに行ったそう。

彼は二つ目の頃、「キョンキョンと呼んでください」と盛んに高座で言っていた。するとある日、演芸専門の月間誌『東京かわら版』に小泉今日子のエッセイが掲載されており、「落語界にもキョンキョンがいるそうで」と書かれていて赤面した。どうやら彼女は「キョンキョン」というキーワードでエゴサーチし、喬太郎のことを知ったらしい。お気に入りの演目は『午後の保健室』(ここで場内爆笑)。2017年に小泉今日子は落語の人情噺を原作とする舞台『名人長二』をプロデュース。喬太郎は劇場に足を運び、ロビーに立っていた小泉に挨拶しようと近づくと彼女が気が付いて、「もしかして、キョンキョン?」と声を掛けてくれたという。元祖に言われたら、こんなに嬉しいことはないよね。実に愉快なエピソードで客席は大いに盛り上がった。

昼席の古典はいずれも何度か喬太郎の高座で聴いたことのあるネタだったので残念。夜席は新作の会なので『怪奇大作戦』が出囃子に使われたのが嬉しかった(通常は『まかしょ』)。

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2023年3月10日 (金)

「芝浜」ネタおろし!〜笑福亭鶴瓶落語会

1月28日(土)兵庫県立芸術文化センターへ。

 ・笑福亭鶴瓶:鶴瓶噺
 ・桂二葉:金明竹
 ・笑福亭鶴瓶:妾馬
 ・笑福亭鶴瓶:芝浜

桂二葉は2021年に東西の噺家を対象にしたNHK新人落語大賞を受賞し、22年女性として初めて、さらに最年少で繁昌亭大賞を受賞した。また同年咲くやこの花賞も受賞するなど飛ぶ鳥を落とす勢いである。いや〰面白かった!畳み掛けるリズム感が心地良い。

彼女はこの世界に入る前に鶴瓶の追っかけをしていたことで有名なのだが、鶴瓶の自宅を突き止めたエピソードなど、びっくりするような手法でちょっとここには書けないのだが、めっちゃ笑った。鶴瓶を通して落語に出会ったようだが、米朝一門の桂米二に入門するというところも面白い。ちゃんと事前に米二から鶴瓶に「私が弟子に取ってもええですか?」と、ことわりの電話が入ったそう。

ネタおろしとなった「芝浜」は大阪の男が出奔し江戸に住み着くという設定に。出来は、うーん、まぁ、そこそこ。一年後にどう変わるか、来年の落語会に期待する。

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2022年12月18日 (日)

「ハワイの雪」と忠臣蔵特集〜柳家喬太郎 独演会@兵庫芸文 2022

12月17日(土)兵庫県立文化センターへ。

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〈昼の部〉

 ・柳家やなぎ:牛ほめ
 ・柳家喬太郎:ウルトラ仲蔵(喬太郎 作)
 ・一龍斎貞寿:鎌倉星月夜
 ・柳家喬太郎:ハワイの雪(喬太郎 作)

〈夜の部〉

 ・柳家やなぎ:子知る

 ・柳家喬太郎:カマ手本忠臣蔵(喬太郎 作)
 ・一龍斎貞寿:南部坂雪の別れ
 ・柳家喬太郎:俵星玄蕃(喬太郎 作)

柳家喬太郎の出演する落語会は既に40公演以上聴いているのだが、今まで一度も遭遇出来なかったネタが『ハワイの雪』。それを漸く聴けて感無量である。円谷プロ公認〈ウルトラマン落語〉も相変わらず愉しい!

夜の部は忠臣蔵特集で『俵星玄蕃』は三波春夫が歌った〈長編歌謡浪曲〉が有名。遺族から唯一カバーを許された柳亭市馬はこれをデビュー・シングルで歌ったり、 落語会でも自慢の喉を披露している。今回は喬太郎による落語版で堪能した。

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2022年9月 7日 (水)

第5回 柳家喬太郎なにわ独演会 2022

9月3日(土)ドーンセンターホール@大阪市へ。柳家喬太郎を聴く。

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喬太郎は最近膝の調子が悪いそうで、通常江戸落語では使わない見台と膝隠しを前に置き、胡座をかいての口演。

昼の部

 ・柳家喬太郎:百川
 ・寒空はだか:漫談
 ・柳家喬太郎:お若伊之助(初代 三遊亭円朝 作)

夜の部

 ・柳家喬太郎:野ざらし
 ・寒空はだか:漫談
 ・柳家喬太郎:ペタリコン(三遊亭円丈 作)

客席に子供がいないこともありマクラで艶笑小噺、喬太郎作〈東京ホテトル音頭〉、そしてブルー・ライト・ヨコハマの旋律に乗せて3分で出来る『芝浜』などを披露してくれた。さらに入門前に一年半、福家書店で働いていたときの〈書店店員発注電話〉も。また映画『シン・ウルトラマン』の感想は「最高!」と(喬太郎は持ちネタに『抜けガヴァドン』などウルトラマン落語がある)。

喬太郎で『ペタリコン』を聴くのは多分これが3回目。やはり凄味がある。人間の冷酷さを演じさせたら落語家で彼の右に出るものはいない。今回初めて気がついたが、これってモロにパワーハラスメントの噺だね。因みにパワハラは和製英語であり、英訳するとAbuse of Authority(権限の乱用)とか、Workplace Bullying(職場でのいじめ)ということになるらしい。

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2022年5月 6日 (金)

笑福亭鶴瓶 落語会@兵庫芸文 2022

5月5日(祝)、兵庫県立芸術文化センターへ。

 ・三遊亭白鳥:トキそば
 ・笑福亭鶴瓶:三年目
 ・笑福亭鶴瓶:お直し

2022年1月29日(土)の振替公演。鶴瓶が新型コロナウィルス感染症陽性者の濃厚接触者になったため、延期された。

鶴瓶の『お直し』は聴き飽きた。女性の一人称という形式も彼の資質に合っていない。

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2021年10月 1日 (金)

柳家喬太郎 なにわ独演会 2021

9月23日(祝)ドーンセンターホール@大阪市へ。

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昼の部

・柳家喬太郎:紙入れ
翁家和助:太神楽曲芸
・柳家喬太郎:任侠流山動物園(三遊亭白鳥 作)

夜の部

・柳家喬太郎:花筏
翁家和助:太神楽曲芸
・柳家喬太郎:真景累ヶ淵 宗悦殺し(三遊亭圓朝 作)

『紙入れ』は「昔から“親子は一世、夫婦は二世、主従は三世、間男は止せ(四世)”と申します」というマクラから始まった。親子の関係は一世、夫婦の関係は二世にわたり、主従関係は三世にわたるほど深いものであるということ。如何にも江戸時代・封建制度らしい発想である。

また盗むという意味の「ぎる」という言葉が出てきたが、後で調べてみると「握る」の省略形のようだ。

『任侠流山動物園』のマクラで喬太郎は「今一番観たい映画は『ゴジラ vs コング』と『シン・ウルトラマン』なんです」と。小学生の頃、東映まんがまつりや東宝チャンピオンまつりで仮面ライダーやゴジラ映画を観たことを語り、また自身が主演した映画『浜の朝日の嘘つきどもと』で共演した高畑充希から劇中「ジジイ」と呼ばれ「もう、一生言われたい」と。「それから充希ちゃん、本当に顔が小さいんです!」

夜の部は開口一番「まず本日の演目をご案内します。『黄金の大黒』『がまの油』そして中入りを挟みまして『鼠穴』」これに場内大爆笑。

同日、春風亭一之輔が大阪で独演会をしていたらしく(昼公演のみ)、喬太郎は一之輔に電話して何を高座にかけたか確認したらしい。実際に一之輔の独演会終了後、こちらの会場にはしごした客が多数いた模様。

明るい相撲噺『花筏』に対して、『真景累ヶ淵』の語り口には凄みがあった。凄惨でありながら、聴衆の目と耳を惹きつけて離さない。喬太郎の圓朝は絶品である。

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2021年7月30日 (金)

柳家喬太郎独演会@兵庫芸文 2021

7月22日兵庫県立芸術文化センターへ。

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昼の部

  • 柳亭市弥:高砂や
  • 柳家喬太郎:転宅
  • 林家あずみ:三味線漫談
  • 柳家喬太郎:結石移動症

夜の部

  • 柳亭市弥:紙入れ
  • 柳家喬太郎:親子酒
  • 林家あずみ:三味線漫談
  • 柳家喬太郎:本当は怖い松竹梅

喬太郎四席のうち、初めて聴いたのは新作「本当は怖い松竹梅」のみ。ミステリー仕立てで、巧みな筋運びに唸った。

これはSWAの「古典アフター」という企画から生まれたもので、古典落語「松竹梅」を基に、その後を描いた作品である。ご隠居が探偵役で、途中古典落語「崇徳院」の熊五郎と行き違い、近松心中物のような結末に至る。しかも一筋縄ではいかなくて、そこにLGBTQ+の風味が添加されるという凝りよう。天才・喬太郎ならではの仕上がりだった。天晴なり!

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2021年2月 7日 (日)

「らくだ」笑福亭鶴瓶落語会 2021 @兵庫芸文

1月31日(日)兵庫県立芸術文化センターで笑福亭鶴瓶落語会を聴く。

  • 笑福亭鶴瓶:鶴瓶噺
  • 笑福亭鶴瓶:癇癪(私落語)
  • 桂三度:心と心(三度 作)
  • 笑福亭鶴瓶:らくだ

鶴瓶噺(Stand Up Comedy)では新型コロナ禍のエピソードをあれこれと。第1回目の緊急事態宣言が発令される前の2020年2月28日、東京で『桂文珍 国立劇場20日間独演会』にゲストとして出演した。その時文珍が掛けたネタが『くっしゃみ講釈』。「あの頃はまだ、高座でハクションを連発しても許されていたんですね」と鶴瓶。

ある日自宅でくつろいでいたらネジが出てきた。「なんや、これ?」と、よくよく考えたらTBS『半沢直樹』(1st season)に主人公の父親として出演したときの記念の品だった。ネジ工場を夫婦で経営している役だった。「みなさん、わかってますか?僕が首を吊らなかったら、今の『半沢直樹』ブームはなかったんですよ!」と。

また話題になっていたから予備知識ゼロで劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』を観に行ったが、さっぱり理解出来なかった。「なんやあの、かまぼこ咥えとる娘は??」(←禰豆子/ねずこ)途中我慢ができなくなってトイレに行ったが、すすり泣きしている周りの観客に申し訳なかった。

『癇癪』は六代目笑福亭松鶴師匠と過ごした日々のスケッチ。文句なしに面白い。

「世界のナベアツ」として活躍していた三度。2011年、桂文枝に弟子入りして吉本興業から給料を3分の1まで下げられた。そして2018年、苦節4度目の挑戦で『NHK新人落語大賞』を受賞したネタが『心と心』。コンビニ強盗とそれに対応する店員、店長、店内に居合わせた客2人、計5人を演じ分け、会話だけではなく心の声も語るという野心作。上方落語の特徴である、見台・膝隠し・小拍子が好きだとマクラで語り、小拍子をチョンと打つことで時空間を跳躍できるという説明が、実はサゲ(落ち)の仕込み・伏線になっているというべらぼうな上手さ。こいつは天才だと唸らされた。

鶴瓶は六代目から落語を一本も教えてもらえなかったが、『らくだ』は師匠の口演を文字で書き起こすよう命じられた。今思い起こすと、あれがとても役に立った。弟弟子の笑福亭鶴志が松鶴の口跡にとても似ているので、『らくだ』は彼に任せようと考えていたのだが、2020年5月に亡くなってしまった(死因は新型コロナウィルス感染症ではない)。「だったら僕が継ごう」と決心して、鶴志の遺族に承諾を得て、彼の演出も取り込み「これが笑福亭の『らくだ』だ!」と胸を張って言える集大成にしたい、と抱負を語った。

『らくだ』を創作したのは(四代目)桂文吾。文吾の師匠が立川八百蔵(たてかわ やおぞう)で、更にその師匠が初代笑福亭松鶴という縁がある。大正時代に三代目柳家小さんが東京へ移植した。

鶴瓶の『らくだ』は笑福亭らしく下品な感じが凄くいい。またラストのどんでん返しも秀逸。

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2020年10月 7日 (水)

柳家喬太郎 なにわ独演会 〈第三回〉

9月26日(土)ドーンセンター・ホール@大阪へ。

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昼の部

  • 柳家喬太郎:禁酒番屋
  • 江戸家小猫:動物ものまね
    〈中入り〉
  • 柳家喬太郎:錦木検校(にしきぎけんぎょう)

喬太郎は次のようなことを語った。

最近、体脂肪を減らすのに役立つカラダカルピスを飲んでいます。ただ味はカルピスと別物ですね。森永コーラスみたいな。ご存知ですか?

今の御時世、マスクだとかフェイスシールドとか、私らの世代だと全学連 vs. 機動隊を思い出します。「接待を伴う飲食」なんて聞くと、全学連の学生を機動隊が接待している姿を想像したら、なんだか可笑しいですね。

10月1日から東京もGoToキャンペーンに追加されますが、だからって皆さん東京来ますか!?コロナにまみれる、みたいな。私らが地方にお邪魔するときは、最善の注意を払い、感染防止を心がけています。

4月から5月にかけて東京の寄席も中止になりました。落語協会では新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドラインを設け、楽屋では全員マスク着用、前座が師匠方に出すお茶も急須ではなく紙コップです。あとガイドラインにコール&レスポンス禁止ってあるんですが、落語でそんなことします?ロックコンサートじゃないんだから。で、それ見てわざわざ高座でやっちゃった噺家がいたりして。入船亭扇辰

寄席に入るときは入り口で検温します。測ってくれた女の子が戸惑っているので「見せて」と言ったら33.7℃と表示されていました。私はワニか!?

東京かわら版で新型コロナに関して自宅でどう過ごしているかというアンケートがありまして、うちの師匠(さん喬)なんか「どうしたらいいかわからない」と真面目に答えていました。中には「下手な稽古はやるだけ無駄」とか、「何もせずぼーつとしていても、何か得るものがある筈」と書かれている方もおられて、とても共感しました。あと、ある師匠から「コロナ自粛で体内時計が狂っちゃった」と言われて、そうだなと思いました。今までは寄席で持ち時間15分とか20分と指定されると、だいたいそれくらいの時間で下りてくることが出来たのですが、感覚が分かんなくなっちゃった。

夜の部

  • 柳家喬太郎:ウルトラ仲蔵
  • 江戸家小猫:動物ものまね
    〈中入り〉
  • 柳家喬太郎:拾い犬

喬太郎の演じる円谷プロ公認・ウルトラマン落語は古典『抜け雀』のパスティーシュ『抜けガヴァドン』を複数回聴いたことがあるが、『中村仲蔵』のパスティーシュ『ウルトラ仲蔵』はお初。八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)が炸裂する。いやー、笑った!大阪城で大暴れしたウルトラ怪獣ゴモラとか、ケムール人、ウルトラマンナイスも登場する。

『拾い犬』は2014年11月22日、11(わんわん)22(にゃんにゃん)に因んだ、横浜にぎわい座「わんvsにゃん寄席」で発表された新作落語。といっても設定は江戸時代なので〈擬古典〉と言ってい良い。ベースになっているのは上方の古典落語『鴻池(こうのいけ)の犬』と思われる。そもそも〈鴻=広い〉という意味だしね

喬太郎はコロナで自宅待機中にあまり稽古をせず、ロッテのチョコパイばかり食べていたとか、コロナ禍の外出自粛でターゲットにされた「接待を伴う飲食店」は災難だけれど、「接待」の定義はどこまで指すのか?「マック」のスマイル0円は「接待」ではないのか?あっ、しくじった!マクドナルドは大阪で「マック」じゃなく、「マクド」って言うんでしたっけ?埼玉県にはガールズバーならぬ、ボーイズバーがあった、といった話などをした。

配信の落語会について、「演りにくいんじゃないですか?」とよく尋ねられるが、そんなことは全く無い。笑ってくれるお客さんがいなくても平気。第一、入門した頃の寄席はいつも閑古鳥が鳴いていて、100席の小屋でも一杯にならなかった。満席に出来たのは古今亭志ん朝くらいだったと。

山口容疑者が酒気帯び運転で逮捕されたのが練馬と聞いてがっかりしました。しかも氷川台。だって元TOKIOですよ!そこで捕まりますか!?もっと六本木とか渋谷とか芸能人として相応しい場所にして欲しかった。こちらの方には練馬がどういう場所かピンとこないかも知れませんが、大阪で言えば「なかもず」?(ここで場内爆笑)あ、知りませんよ、行ったことありませんし。ただ地下鉄の路線図見ていてなんとなくそんな感じかなと。表記がひらがなで目についたので(注釈:中百舌鳥は堺市です)。

政治家は大抵、赤坂の料亭で会合を開きますが、あれは多分、霞が関から近いからでしょうね。でも赤坂に料亭がもしなかったとしたらどうするんでしょう?例えばCoCo壱番屋しかなかったらカレーを食べるんでしょうか?それとも、料亭が練馬に集中していたら、わざわざ練馬まで足を運ぶんですかね?

当初、昼の部も夜の部も喬太郎が三席ずつの予定だったのだが、マクラで盛り上がったので二席ずつと相成った。

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