ブロードウェイ・ミュージカル「カム フロム アウェイ」@SkyシアターMBS(大阪)
4月6日(土)JR大阪駅・西口に直結、新しく出来たばかりのSkyシアターMBSへ。ミュージカル『カム フロム アウェイ』を観劇した。
1,289席の中規模劇場である。梅田芸術劇場メインホールが1,905席、その地下にあるシアター・ドラマシティが898席なのでちょうど中間ということになる。因みに座席が狭くて古くで僕が大嫌いな森ノ宮ピロティホールは1,030席。SkyシアターMBSは観易く、いいハコだった。
2001年9月11日ニューヨークが混迷した同時多発テロの裏で、カナダにある小さな町・ニューファンドランドで起きた驚くべき実話を基にしている。100分というコンパクトな上演時間で途中休憩なし、ノン・ストップ。2017年のトニー賞において本作でミュージカル演出賞に輝いたクリストファー・アシュリーが日本版も引き続き担当した。この年、トニー賞でミュージカル作品賞など総なめにしたのが『ディア・エヴァン・ハンセン』なのだが、作品の内容にせよ、音楽にせよ、僕は本作のほうが断然好き。因みにイギリスのローレンス・オリヴィエ賞ではミュージカル作品賞・楽曲賞・振付賞・音響賞を受賞した。
登場人物は100人近く。しかし出演者はたった12名。
安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫
このメンツ、theatergoer(観劇好き、芝居好き)なら分かると思うけど超豪華キャストである。主役を張れる人たちばかり。〝日本ミュージカル界のアベンジャーズ”と評されたのもむべなるかな。おまけに僕が観劇した日は安蘭けいと柚希礼音という元・宝塚歌劇団男役トップスターによるアフタートークもあったので超オトクであった。昔から安蘭けいは話術が巧みなので場内が爆笑の渦に包まれたことは言うまでもない。
展開はスピーディだし、内容的にも深く文句なし。再演があれば是非また観たい。
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