柳家喬太郎 なにわ独演会 2023
9月23日(祝)ドーンセンターホール@大阪市へ。柳家喬太郎の落語を聴く。
昼の部
・柳家喬太郎:転宅
・三増紋之助:江戸曲独楽
・柳家喬太郎:残酷なまんじゅうこわい
夜の部
・柳家喬太郎:品川心中
・三増紋之助:江戸曲独楽
・柳家喬太郎:明日に架ける橋
『残酷なまんじゅうこわい』は古典落語のパスティーシュ。そういう意味ではウルトラマン落語『抜けガヴァドン』(作:喬太郎)に近い。途中までは『まんじゅうこわい』のまんま噺が進行するのだが、次第に『バトル・ロワイヤル』の様相を呈してきて、最後は『そして誰もいなくなった』。傑作。
『明日に架ける橋』は2007年9月24日に安田生命ホールで行なわれたSWAの“朝の夕焼け”をテーマにした公演で生まれた新作。春風亭昇太が口演したりもしているらしい。1996年にフジテレビで放送された長瀬智也・酒井美紀主演のドラマ『白線流し』が引用されている。なんだか懐かしかった。
長瀬くんは本当に素晴らしい役者だった。2021年ジャニーズ事務所を退所後は「裏方になる」と宣言し事実上芸能界引退状態だが、現在ジャニーズは機能不全に陥っているし、今後干渉されることもないだろうから是非現役復帰して欲しい。才能が惜しいよ(特にクドカンと組んだTVドラマ『タイガー&ドラゴン』と『うぬぼれ刑事』が好き♡前者は落語家が主人公で、後者は向田邦子賞を受賞した)。
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