イリーナ・メジューエワ、モーツァルトを弾く
1月29日(日)兵庫県立芸術文化センターへ。
イリーナ・メジューエワのピアノでオール・モーツァルト・プログラムを聴く。
・ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調
・幻想曲 ハ短調 K.396
・ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調
・ロンド イ短調 K.511
・グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356
・ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」
・ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調より第2楽章(アンコール)
イリーナはロシア出身。音楽学校でヴラディミール・トロップに師事した。
僕が小学生の頃から親しんできたモーツァルトのソナタはオーストリア・ウィーン出身のピアニスト、イングリット・ヘブラーの演奏。女性らしくまろやか、温かく包み込んでくれるような母性を感じさせ、イリーナは方向性がちょっと違う。ヒヤッとした感触で、鋼のような強さがあり、何と言ってもロシア的なのである。スヴャトスラフ・リヒテルとかエミール・ギレリス、ラザール・ベルマンらに近いものを感じる(リヒテルとギレリスは現在のウクライナ領に生まれ、長じてモスクワ音楽院で学んだ)。だから現役のピアニストなら、ロシア出身のウラジーミル・クライネフに師事した河村尚子に近いタイプと言える。
こういったカチッとして、情に流されないモーツァルトも良い。
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