樫本大進 ✕ 藤田真央/ピアノ四重奏の午後
11月27日(日)兵庫県立芸術文化センターへ。
樫本大進(ヴァイオリン)、赤坂智子(ヴィオラ)、ユリアン・シュテッケル(チェロ)、藤田真央(ピアノ)で、
・モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調
・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調
・ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調
ご存知の通り樫本大進はベルリン・フィルの第1コンサートマスター。彼のソロ・コンサートを聴いたことがある。どうも単独ではおとなしいというか物足りないのだが、室内楽は申し分ない。アンサンブル向きの資質なのだろう。
藤田真央は2019年のチャイコフスキー国際コンクールで第2位。タッチは繊細でありながら躍動感もあり、素晴らしい!
ユリアン・シュテッケルはミュンヘン国際音楽コンクール第1位。大変雄弁な演奏。
モーツァルトのト短調といえば交響曲第25番と40番が想起される(他のシンフォニーはすべて長調)。ピアノ四重奏曲は初体験だったが劇的で聴き応えがあった。
メンデルスゾーンのピアノ・トリオ No.1を初めて聴いたのは小学生の時。1961年11月13日パブロ・カザルス(チェロ)によるホワイトハウス・コンサートのLPレコードで、ケネディ大統領から招待された伝説的録音だった。キューバ危機の1年前である。ピアノがミエチスラフ・ホルショフスキー、ヴァイオリンがアレクサンダー・シュナイダー。心に染みる名曲だ。
ブラームスのピアノ四重奏曲第1番は何とシェーンベルクによる管弦楽編曲版があり、そちらも生演奏を聴いたことがある。今まで何度も書いてきたことだが、ブラームスは室内楽曲の達人であり、中でもこれは代表作と言えるだろう。
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