PAC PERCUSSION !@兵庫芸文
6月25日(土)兵庫県立芸術文化センター 小ホールへ。PAC(兵庫芸術文化センター管弦楽団)パーカッション・メンバーと特別ゲスト:菅原淳(ティンパニ/パーカッション)による演奏会を聴く。
・ラヴェル(池田健太 編):古風なメヌエット
・武満徹:雨の樹
・ケージ:リビングルーム・ミュージック
・ベック:ティンパニと打楽器アンサンブルのための協奏曲
・武満徹:四季
・プロコフィエフ(菅原淳 編):バレエ組曲「ロメオとジュリエット」
菅原淳は元・読売日本交響楽団の主席ティンパニ奏者であり、現在はバッハ・コレギウム・ジャパンやオーケストラ・リベラ・クラシカ、神戸室内管弦楽団などでバロック・ティンパニを演奏している。また武満徹『雨の樹』の初演者でもあり、奏者の並び方(横一列)や照明などで初演の雰囲気が再現され、とても貴重な体験となった。
あとプロコフィエフでは曲の途中でレナード・バーンスタイン『ウエストサイド物語』〜“トゥナイト”に脱線したり(WSSの物語はロミジュリを下敷きにしている)、チャイコフスキーが作曲した幻想序曲『ロメオとジュリエット』の旋律が飛び出したりと遊び心に満ち、愉しかった。
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