第5回 柳家喬太郎なにわ独演会 2022
9月3日(土)ドーンセンターホール@大阪市へ。柳家喬太郎を聴く。
喬太郎は最近膝の調子が悪いそうで、通常江戸落語では使わない見台と膝隠しを前に置き、胡座をかいての口演。
昼の部
・柳家喬太郎:百川
・寒空はだか:漫談
・柳家喬太郎:お若伊之助(初代 三遊亭円朝 作)
夜の部
・柳家喬太郎:野ざらし
・寒空はだか:漫談
・柳家喬太郎:ペタリコン(三遊亭円丈 作)
客席に子供がいないこともありマクラで艶笑小噺、喬太郎作〈東京ホテトル音頭〉、そしてブルー・ライト・ヨコハマの旋律に乗せて3分で出来る『芝浜』などを披露してくれた。さらに入門前に一年半、福家書店で働いていたときの〈書店店員発注電話〉も。また映画『シン・ウルトラマン』の感想は「最高!」と(喬太郎は持ちネタに『抜けガヴァドン』などウルトラマン落語がある)。
喬太郎で『ペタリコン』を聴くのは多分これが3回目。やはり凄味がある。人間の冷酷さを演じさせたら落語家で彼の右に出るものはいない。今回初めて気がついたが、これってモロにパワーハラスメントの噺だね。因みにパワハラは和製英語であり、英訳するとAbuse of Authority(権限の乱用)とか、Workplace Bullying(職場でのいじめ)ということになるらしい。
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