ミュージカル「メリー・ポピンズ」
6月1日(水)梅田芸術劇場へ。ミュージカル『メリー・ポピンズ』を観劇。出演は笹本玲奈、大貫勇輔、駒田 一、知念里奈、鈴木ほのか、コング桑田ほか。
4年前に観た感想は下記事に書いた。
・平原綾香、柿澤勇人(主演)ミュージカル「メリー・ポピンズ」と、その構造分析 2018.06.05
舞台版はディズニー映画を下敷きに大プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュ(『キャッツ』『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』『ミス・サイゴン』)が制作した。映画はシャーマン兄弟が作詞・作曲を手がけているが、それに加え舞台版はアンソニー・ドリュー(作詞)、ジョージ・スタイルズ(作曲)が新曲を書いた。
物語にもいろいろ調整が加えられており、例えばジェーンとマイケルの父親ジョージ・バンクスの元子守で意地悪なユーフェミア・アンドリューは原作と舞台版に登場するが、映画版には出てこない。また笑うと宙に浮かぶアルバートおじさんの家の天井でのティーパーティーは舞台版で削除されている。メリー・ポピンズの子守唄“眠らないで”も舞台版では歌われない。さらに母親のウィニフレッド・バンクスは映画では女性参政権を獲得するための活動にのめり込んでいるが(時代設定は1910年。イギリスで30歳以上の女性に参政権が認められるのは1918年、21歳以上に拡大されるのは28年である)、舞台版では女優という設定に変更されている。
平原綾香のメリーも歌が上手く良かったが、笹本玲奈はそれを上回る出来栄え。終盤の見せ所、空中浮遊の場面では彼女が若い頃に演じたピーター・パンを思い出し、胸が熱くなった。あの時ウェンディを演じたのは神田沙也加だったなぁ……。
・笹本玲奈 復帰!/ブロードウェイ・ミュージカル「ピーターパン」 2010.08.09
| 固定リンク | 1
「舞台・ミュージカル」カテゴリの記事
- 史上初の快挙「オペラ座の怪人」全日本吹奏楽コンクールへ!〜梅田隆司/大阪桐蔭高等学校吹奏楽部(2024.09.04)
- 段田安則の「リア王」(2024.05.24)
- ブロードウェイ・ミュージカル「カム フロム アウェイ」@SkyシアターMBS(大阪)(2024.05.23)
コメント