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ミュージカル「INTO THE WOODS ーイントゥ・ザ・ウッズ」@梅芸は壊滅的大惨事(Disaster)だった!!

2月12日(土)梅田芸術劇場へ。作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム、台本:ジェームズ・ラパインによるミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』を観劇した。熊林弘高はミュージカルを演出するのが、今回初めてだそう。

Into

僕がこのミュージカルを最初に鑑賞したのは北米版(輸入)DVDだった。1987年ブロードウェイ初演を映像収録したもので、台本を書いたラパインが演出し、バーナデット・ピータースが魔女を演じた。勿論、日本語字幕はない。

Dvd

生の舞台は2004年東京・新国立劇場における日本初演を観た。宮本亜門が演出し、魔女:諏訪マリー、パン屋:小堺一機、その妻:高畑淳子、シンデレラ:シルビア・グラブ、赤ずきん:SAYAKA(神田沙也加)といった充実したキャスト。息を呑むほど素晴らしかった!なお神田沙也加は当時17歳、これが初舞台で水を得た魚のように飛び跳ねていた。同じプロダクションによる2006年の再演は兵庫県立芸術文化センター大ホールで鑑賞、赤ずきん役は宮本せいらに交代していた。

Into_20220217120501

2014年ロブ・マーシャル監督による映画版については過去記事をお読み頂きたい。現在ではDisney+から配信されている。

From Stage to Screen 〜映画「イントゥ・ザ・ウッズ」 2015.03.17
森が私に語ること〜「イントゥ・ザ・ウッズ」暗闇の奥へ 2015.03.22

このように僕が大好きなミュージカルなのだが、今回の演出はあまりにも酷く、途中で心底帰りたくなった。ソンドハイム作品では初めての事態である。正にDisaster !!と表現するしかあるまい。この途中で帰りたいという気持ちに至ったのは劇団四季のオリジナル・ミュージカル『ドリーミング』とか、野村玲子がお粗末だった『李香蘭』以来かも。

まず歌が聴くに耐えない。特にシンデレラ役・古川琴音と、パン屋の妻役・瀧内公美が酷い。古川なんか高音の音程が完全に外れている。あまりの惨状(雑音)に耳を塞ぎたくなった。赤ずきん役・羽野晶紀は絶叫が耳障りだし、年を取りすぎ。調べてみたら53歳。こ、これって何かの冗談ですか!?全く笑えないんですけど……。

全体に演技が中学校の学芸会レベルで、ふざけているとしか思えない。グリム兄弟に対する敬意が欠けている。童話を舐めんなよ!!怒り心頭に発した。

結局、魔女役・望海風斗だけが良かった。カンパニーの中で歌唱力がずば抜けている。

故に今後一切、熊林弘高が演出する舞台は見ない、とここに宣言する。

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