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エマニュエル・パユ(フルート) & バンジャマン・アラール(チェンバロ) デュオ・リサイタル

12月3日(金)兵庫県立芸術文化センター・小ホールへ。

エマニュエル・パユのフルートと、バンジャマン・アラールのチェンバロ演奏で、

・F.クープラン:王宮のコンセール 第2番
・ラモー:コンセール用クラヴサン曲集から第5コンセール
・ルクレール:フルート・ソナタ ハ長調 op.1-2
  (休憩)
・J.S. バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調
・J.S. バッハ:フランス組曲 第5番 (チェンバロ・ソロ)
・J.S. バッハ:フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030

アンコール曲は、
グノー=J.S.バッハ:アヴェ・マリア
・J.S.バッハ:フルートソナタ BWV1031 より シチリアーノ

11月30日、日本政府は新型コロナウイルスの変異株オミクロンへの対策として防疫を強化し、外国人の新規入国を原則的に停止した。だからコンサートの開催がどうなるのかとても心配していたのだが、パユはその直前11月24日に来日しており、各地でコンサートや、東京藝大でマスタークラスを開催したりしていたらしい。ホッと胸を撫で下ろした。

プログラム前半がバロック期フランスの作曲家の音楽で、後半がドイツの大バッハという好企画。

パユは古楽器アンサンブルとの共演も多く、ピリオド・アプローチを習熟している。基本的に装飾音以外はノン・ヴィブラート奏法。

クープランは典雅で優しく、そして物悲しい。フルートは一音一音が粒立っている。

ラモーは颯爽として毅然たる態度。そして華麗。

ルクレールの音楽は誇り高い。

柔らかいフランス音楽に対して大バッハのそれは厳しく、堅固な構築性がある。力強く骨太で雄弁。休憩を挟んでのコントラストが鮮やか。

伴奏付きフルート・ソナタは一音一音切って発音され、フーガが織り成すタペストリーが壮観。

アンコールのグノー(フランスの作曲家)はピアニッシモ ppの美しさに陶然となった。ビロードのように柔らかい音色。抑制が効いた、規律ある華麗さに魅了された。

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