甲斐翔真・天翔愛(主演)ミュージカル「ロミオ & ジュリエット」
7月3日(土)梅田芸術劇場でミュージカル『ロミオ & ジュリエット』大阪初日を観劇した。
僕が観たのはロミオ:甲斐翔真、ジュリエット:天翔愛の回だったが、ダブルキャストで黒羽麻璃央と伊原六花(大阪府立登美丘高等学校でダンス部のキャプテンを務め、"バブリーダンス”で話題をさらった)も配役されている。出自から考えると伊原は「踊ってなんぼ」だし(ジュリエットは殆んど踊らない)、役のイメージじゃない。どちらかと言えば町娘が似合いそう。だから選ばなかった。
天翔愛は仮面ライダー1号(藤岡弘、)の娘で、可憐な容姿で歌はそこそこ。悪くない。因みに僕は宝塚歌劇団の星組初演@梅芸(レビューこちら)からこの演目を観ているのだが、歴代のジュリエットで歌唱が素晴らしかったのは木下晴香と舞空瞳(宝塚星組)、美貌という点では愛希れいか(宝塚月組)が好みだった。
甲斐翔真はイケメンで歌はそこそこ。こちらも悪くない。僕にとってロミオのベストキャストは明日海りおと礼真琴かな。男だったら山崎育三郎。
というわけで今回は可もなく不可もなしといったところ。しかし既に10組を超える異なるキャストで観てきたので、そろそろこの演目にも飽きてきたというのが正直な気持ちである。
新型コロナ感染予防策として最近の劇場では分散退場が求められるので、それを避けるため舞台挨拶は見ずにカーテンが一度降りた時点でさっさと席を立った。ロッカーから荷物を引き出していると、向こうから演出家の小池修一郎がトコトコやってきて楽屋入り口に消えた。「そうか、初日だからちゃんと客席で観劇したんだ」と思っていると、次に若い男女が4,5人通り過ぎ、やはり楽屋口に入っていった。その際、「今日はすごく良かった!」という話し声で伊原六花だということに気がついた。広瀬すず主演の朝ドラ『なつぞら』を毎回見ていたので彼女の声を覚えていたのである。なんだか一寸得した気分になった。
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