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2021年3月24日 (水)

花總まり × 甲斐翔真 IN ミュージカル「マリー・アントワネット」

3月7日(日)梅田芸術劇場でミュージカル『マリー・アントワネット』を観劇。

僕は2007年2-3月に梅芸で上演された旧演出版も観ている。タイトルは「MA」だった。これはマリー・アントワネット(涼風真世)と、もうひとりの主人公マルグリット・アルノー(笹本玲奈/新妻聖子のダブル・キャスト)の共通するイニシャルを表している。そして遠藤周作の原作には登場しない劇作家ボーマルシェ(山路和弘)と、錬金術師カリオストロ(山口祐一郎)という怪しげな狂言回し的人物がいたのだが、二人とも新演出版では消えた。

旧演出は栗山民也。やたらめったら人々がギロチンで首をはねられまくる血なまぐさい作品で、日本初演後にドイツ(2009年)、韓国(2014年)、ハンガリー(2016年)で現地キャストにより上演された。

新演出はロバート・ヨハンソン。旧バージョンの血なまぐささが緩和され、マリーとフェルゼンの恋愛がクローズアップされてロマンティックな仕上がりになった。ある意味、宝塚歌劇『ベルサイユのばらーフェルゼンとマリー・アントワネット編ー』に近づいたと言える。〈遠い稲妻〉〈孤独のドレス〉など新曲も多数加わった。

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兎に角、ソニンの歌唱が圧巻!ど迫力。痺れた。女帝・花總まりは安定の貫禄。相手役の甲斐翔真はイケメンだけど音程が危うい。これはダブル・キャストの田代万里生に軍配が上がる。

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