2020年、今年抱いた感情を漢字一字で表すと……
毎年恒例となる、今年の世相を表す漢字一字が「密」と京都・清水寺で発表された。
僕の個人的な想いとしては、今年を象徴する漢字一字は「怒」だった。
行く予定だったコンサートや観劇がことごとく中止となり、10件以上の払い戻し手続きをした。一年中翻弄され続けた新型コロナウィルスに対する怒り、そして「自粛警察」「マスク警察」など、同調することを強要しようとする世間への怒りと苛立ち。
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2020年は徹底的に「人間の醜さ」を見せつけられた一年だった。しかし逆に言えば恐怖心によって人々の被るペルソナ(仮面)が剥がされ、今まで見えなかったものが顕在化し、またとない貴重な体験を得られた一年でもあった。本質的に今の日本には個人の意見や、他者との違いが尊重される「自由」なんてないことが痛いほどよく分かった。大変勉強になった。
そして今年僕の心に一番刺さった歌は、秋元康が作詞した欅坂46の『不協和音』だ。「僕は嫌だ」と、閉塞社会に対して僕も一緒に叫んだ。ある意味、この曲に救われた。今更だが秋元はやっぱり天才だった。なんてったって香港の民主活動家の胸にまで届いたのだから。
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2020年の明るいニュースって、劇場版『鬼滅の刃』無限列車編が19年ぶりに『千と千尋の神隠し』が持つ記録を塗り替え、映画興行収入歴代1位に躍り出たことくらいしかなかったんじゃないだろうか?
しかし12月に入り、ようやく希望の光が見えてきた。アメリカのファイザー社とモデルナ社が開発したワクチン投与がいよいよ世界各地で始まり、2021年1月4日からはイギリスのアストラゼネカ社が開発したワクチン投与も開始されるという。新型コロナウィルスよ、首を洗って待っていろ。「人類の反撃」はこれからだ!
2021年の漢字こそは、「歓」や「笑」でありますように。読者の皆さん、良いお年を!
〈追伸〉大晦日にもブログ記事は更新します。毎年恒例の企画です。乞うご期待。
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