ブックスマート
book-smartとは「書物上の知識がある」という意味(smart:賢い)。転じて「学識はあるが常識がない」。「頭はいいが世間知らずで、社会では成功していない」といったニュアンスを内包している。
『あまちゃん』『いだてん』の脚本家・クドカン(宮藤官九郎)や、RHYMESTER 宇多丸、元TBSアナウンサー宇垣美里が絶賛した映画の公式サイトはこちら。
評価:C
駄目だ、全くノレない。主人公ふたりの女の子を好きになれないので感情移入出来ない。イケてない。
高校生くらいのteenagerたちが一夜の出来事を通じて、ちょっとした成長を遂げるという物語は繰り返し映画で描かれてきた。その元祖は言うまでもなくジョージ・ルーカスが監督した『アメリカン・グラフティ』(1973)だろう。他にジョン・ヒューズ監督『すてきな片想い』(1984)や、リチャード・リンクレイター監督『バッド・チューニング』(1993)、『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェルによる『アメリカン・スリープオーバー』(2010)など枚挙に暇がない。日本では多部未華子主演で映画化された恩田陸の小説『夜のピクニック』(本屋大賞受賞)がある。
これらの作品群と比較して、僕は『ブックスマート』に優れた点、取り柄を見出だせなかった。
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