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ジュディ 虹の彼方に

評価:A

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僕はジュディのことが昔から大好きで、1963-64年にCBSで放送された「ジュディ・ガーランド・ショー」北米版DVD-BOXも持っている。

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レネー・ゼルウィガーの歌声は決して本人に似ているわけではない。しかし彼女の演技力のおかげで、正にそこにジュディがいると実感させる、有無を言わさぬ説得力があった。ジュディ自身がアカデミー賞を手にすることは生涯なかったが、彼女を演じたレネーと、娘のライザ・ミネリが主演女優賞を受賞したことは、運命の女神ってずいぶん意地悪だな、と思う。

ロンドンで最後のステージに立とうとする晩年のジュディの姿にフラッシュバックし、映画「オズの魔法使い」のドロシー役としてオーディションを受けた頃の彼女とMGM社長ルイス・B・メイヤーとのやり取りを同時並行に描くことで、本作は大変見ごたえのあるものになっている。

太りやすい体質だったジュディはスタジオから痩せ薬として覚醒剤(アンフェタミン)を飲むことを強要され、そのせいで眠れなくなったため、さらに睡眠薬が処方された。こうして薬漬けになった彼女は後年、様々な問題を抱えることになる。

またロンドンでの彼女と、ステージを観に来たゲイ・カップルとの心の交流がとっても素敵だった。ジュディはLGBTのアイコン的存在となっているが、彼らが掲げるレインボーフラッグは美しさと多様性を象徴しており、もしかしたらジュディが歌った「虹の彼方に」と密接に結びついているんじゃないかな、と映画を観ながら思った。

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