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2019年11月14日 (木)

閉鎖病棟 ーそれぞれの朝ー

評価:A-

Heisa

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現役の精神科医でもある帚木蓬生の小説「閉鎖病棟」は山本周五郎賞を受賞している。僕は全く知らなかったのだが、1999年にも「いのちの海 Closed Ward」というタイトルで映画化されているらしい。原作小説は九州が舞台だが、今回2度目の映画化では長野県小諸市にある小諸高原病院でロケされた。監督・脚本は「愛を乞うひと」「OUT」の平山秀幸。

「ディア・ドクター」以来10年ぶりの主演となる笑福亭鶴瓶が好演。しかし何より最高だったは小松菜奈。雰囲気があるし、いい女優だ。現在23歳だけれど、十分高校生に見える。そしてどんな貧相な身なりをしていても美しい。

含蓄のある人間ドラマが展開され、見応え充分だが、ただ演出が些か古臭いかなと思った。例えば過去の場面は白黒の映像になるのだが、手垢にまみれた手法であり、げんなりした。

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