パーヴォ・ヤルヴィ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管@フェニーチェ堺
11月23日(土)フェニーチェ堺へ。パーヴォ・ヤルヴィ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を聴く。
- ベートーヴェン:交響曲 第4番
- ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番
- チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」からトレパーク(アンコール)
- シベリウス:悲しきワルツ(アンコール)
フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)は今年10月1日にこけら落とし公演がされたばかりの真新しい施設である。大層音響がよくて、ザ・シンフォニーホールに匹敵するなと思った。
パーヴォの振るベートーヴェンは勿論、ピリオド・アプローチ。第1・第2ヴァイオリンが指揮台を挟み向かいあう対向配置で、ヴィブラートは微か。水も滴るような美しい音色で、潤いがあって瑞々しい。あと木管の響きが古色蒼然とした魅力に溢れている。
ショスタコーヴィチも対向配置。軽快ですばしっこいこと、猿(ましら)の如し。
一方、アンコールの「悲しきワルツ」は幽(かそけ)き雰囲気に魅了された。
ホルンの首席奏者がべらぼうに上手いなと思って見たら女性だった。ケイティ・ウーリー、英国生まれでフィルハーモニア管弦楽団から移籍したそう。正直、ベルリン・フィルのシュテファン・ドールを上回っているんじゃないかとすら思った。
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