柳家喬太郎なにわ独演会(昼・夜 通し)
9月14日(土)ドーンセンター・ホール@大阪市へ。柳家喬太郎の独演会を昼・夜 通しで聴く。
昼の部
- 林家八楽:からぬけ
- 柳家喬太郎:初音の鼓
- 柳家喬太郎:午後の保健室(喬太郎作)
- 林家二楽・八楽:紙切り
- 柳家喬太郎:縁切榎
夜の部
- 林家八楽:子ほめ
- 柳家喬太郎:親子酒
- 柳家喬太郎:稲葉さんの大冒険(三遊亭圓丈作)
- 林家二楽・八楽:紙切り
- 柳家喬太郎:心眼
一席目と二席目の間に一旦舞台から退出する喬太郎。「一々高座をおりずに続けて演れば良いようなものですが、こういうのを専門用語で〈気を取り直す〉と申します」と(勿論、出鱈目)。
「午後の保健室」は3人の叙述トリックという手法が斬新。1人ならアガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」など数多(あまた)あるが、これだけの人数を出来るのは落語ならではだろう。
「稲葉さんの大冒険」において、松の木を背中に担いで移動する場面では「桂枝雀師匠『宿替え』へのオマージュです」と言い、喝采を浴びた。シュールで悪魔的。抱腹絶倒の新作落語。
「心眼」は三遊亭圓朝作。目が見えない方が、実は世の中のことをよく見通すことが出来るという皮肉。実に巧妙な噺である。
喬太郎の出演する落語会はもう数十回足を運んでいるのだが、未だに彼の新作「ハワイの雪」に当たっていない。もうそろそろ、関西でかけてくれませんか、喬太郎さん?
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