真風涼帆 主演/宝塚宙組「オーシャンズ11」
5月18日(土)宝塚大劇場へ。宙組「オーシャンズ11」を観劇。
ダニー・オーションを真風涼帆が演じ、親友ラスティーに芹香斗亜、ヒロイン役は星風まどか。
2011年星組(柚希礼音、夢咲ねね)、2013年花組(蘭寿とむ、蘭乃はな)に続く、3回目の上演である。僕は星組・花組公演も観ている。
台本(脚色)・演出は小池修一郎。小池の好みはふたつのタイプに分けることが出来る。ひとつはスコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」や萩尾望都「ポーの一族」のような哀感漂う物語。主人公はある人に憧れを懐くが、手を伸ばしても決して届かない。もうひとつが底抜けに明るい脳天気なお話。「エクスカリバー」とか「オーシャンズ11」がその典型だ。またエコとか地球環境を守るとか言っている団体が実は……というのもお得意のパターンで、「PUCK」「オーシャンズ11」が該当する。さらに「LUNA -月の伝言-」のヒロインも環境保護団体の一員という設定。
「オーシャンズ11」はお気楽な作品だが退屈しないし、男役の〈カッコよさ〉が堪能出来る。僕はスティーブン・ソダーバーグ監督の映画版より宝塚版の方が好き。ただ今回、星風まどかは確かに美人なのだけれど、夢咲ねねの方が良かったなぁ。
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