ホイットニー〜オールウェイズ・ラヴ・ユー
評価:A
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ホイットニー・ヒューストンをめぐるドキュメンタリー映画である。監督のケヴィン・マクドナルドは「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞。劇映画「ラストキング・オブ・スコットランド」も見応えがあった。
いや〜面白かった!歌手を描いたドキュメンタリー映画といえば、やはりアカデミー賞を受賞した「AMY エイミー」があるが、断然僕は本作の方を支持する。
観ていて辛い作品ではある。大スターになった女の子を家族が食い物にしてゆく。つまらない男に引っかかり、(幼少期に従姉妹ディー・ディー・ワーウィックから受けた性的虐待がトラウマとなり) 薬に溺れ、身を滅ぼす。彼女の娘も同じ道を歩むことになる。しかしここには人間の真実の姿、どうしようもない本性がある。
なお、ディー・ディーの姉ディオンヌ・ワーウィックは妹にかけられた疑惑を「バカげた話」と完全否定している(当人は死去)。
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