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映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」

評価:A

Rebelrye

映画公式サイトはこちら

新井浩文の逮捕を受けて現在、彼が出演した映像作品の全てが観れなくなっているが、男性たちに対するセクハラ問題で失脚したケヴィン・スペイシーが出演している本作が公開されることの不思議。今の日本てちょっと、変じゃない?創造された作品に罪はないよ。例えばNHKオンデマンドは三谷幸喜が脚本を書いた大河ドラマ「真田丸」の配信を停止したが、「真田丸」に出演した時点で新井は犯罪者だったわけではないのだから。反応が過敏過ぎる。

さて、J・D・サリンジャーの小説「ライ麦畑でつかまえて」は大学生の頃に読んだ。しかしサリンジャーがノルマンディー上陸作戦に一兵士として参戦し、その時に書きかけの「ライ麦畑」の現稿を持って行っており、ユダヤ人強制収容所を目の当たりにしてPTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんだこととか、本作を観るまで全く知らなかった。これ以上の〈地獄〉はないだろう。なお、サリンジャーの父はポーランド系ユダヤ人だった。また彼の恋人だったウーナ・オニールが18歳でチャップリンと電撃結婚したという事実にも驚かされた。ウーナの娘ジェラルディン・チャップリンは映画「ドクトル・ジバゴ」に出演するなど女優として活躍した。

アメリカに帰国後も手が震えるなどPTSDの症状から逃れられなかったサリンジャーがヒンドゥー教の尊師シュリ・ラーマクリシュナに傾倒し、瞑想とヨガを始めたというエピソードもとても興味深かった。

あとサリンジャーがニューヨークの喧騒を逃れ、ニューハンプシャー州の田舎で隠遁生活を始めた頃に知り合い、結婚したクレア・ダグラス役をルーシー・ボイントンが演じていたのでハッとした。ルーシーは映画「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディ・マーキュリーの恋人役だったひと。とっても綺麗な女優さんで、もしかしたら現役で僕の一番のお気に入りかも。

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1939年、アメリカ・ニューヨーク。 大学中退を繰り返していた20歳の青年ジェリーは、実家の仕事を継がせようとする父に反発していた。 彼はコロンビア大学の創作文芸コースを受講し、そこで文芸誌「ストーリー」の編集長でもあるバーネット教授と出会い影響を受ける。 だが作家としてこれからという時に太平洋戦争が勃発し、陸軍に入隊することになった…。 実話から生まれたサリンジャーの物語。... [続きを読む]

受信: 2019年2月16日 (土) 11時17分

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