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春風亭一之輔 独演会@兵庫芸文

2月11日(月・祝)兵庫県立芸術文化センター中ホールへ。春風亭一之輔の落語を初めて聴く。

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  • 春風亭きいち:寄合酒
  • 春風亭一之輔:鈴ヶ森/ガマの油
  • 林家たけ平:相撲風景
  • 春風亭一之輔:百川

一之輔は現在41歳。2012年3月に真打昇進した際、〈二十一人抜きの大抜擢!〉と巷で評判になった。

開口一番、NHK大河ドラマ『いだてん』を観てますよと。古今亭志ん生を演じるビートたけしについて、「本物の志ん生師匠よりも、何喋っているんだかさっぱり分からない」と会場を沸かす。なお、志ん生は昭和36年(1961年)に脳出血で倒れ、半身不随となった。よって〈病後〉に芸風が変わった。

また立川談春原作『赤めだか』ドラマ版でビートたけしは立川談志を演じており、「いま志ん生師匠や談志師匠を演れるのは、たけしさんしかいない」とも。

テレビ『林家三平ものがたり』で三平を演じたのが山口達也、『赤めだか』では新井浩文が”立川ダンボール”という落語家に配役された。またNHKプレミアムドラマ『人生、成り行き 天才落語家・立川談志 ここにあり』では若き日の談志を小出恵介が演じた。

「だからテレビで落語家を演じた俳優は、後に警察沙汰なるという法則があるんです」と一之輔。そして盗人の噺「鈴ヶ森」へ。上手いねぇ〜。なおビートたけしも〈フライデー襲撃事件〉で逮捕歴がある。

一之輔の口跡には畳み掛けるようなリズム感があり、聴いてきて実に心地よい。なるほど、評判通り彼は天才だ。柳家喬太郎を初めて聴いたときのような、新鮮な驚きがあった。

「百川」ではマクラで〈四神旗〉の説明があった。四神(しじん)とは四方の神、すなわち

  • 東ー青龍(せいりゅう)
  • 西ー白虎(びゃっこ)
  • 南ー朱雀(すざく):火の象徴。鳳凰。
  • 北ー玄武(げんぶ):水神。カメの甲に蛇が巻きついた形に表す。

を指す。大変勉強になった。そうか、アニメ『コードギアス』の登場人物、枢木スザクとその父・枢木ゲンブの名は四神由来だったんだね。

今回の独演会で些か残念だったのは三席とも滑稽噺だったという点。一之輔の怪談噺や人情噺も聴いてみたいと、強く思った。

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