笑福亭鶴瓶 落語会 2019@兵庫芸文
1月25日(金)兵庫県立芸術文化センターへ。笑福亭鶴瓶の落語を聴く。
- 笑福亭鶴瓶:鶴瓶噺
- 笑福亭鶴笑:立体西遊記
- 笑福亭鶴瓶:徂徠豆腐
- 遠峰あこ:アコーディオン歌謡
- 笑福亭鶴瓶:明烏 ネタおろし
鶴瓶は開口一番、「痩せたでしょう」と。長野県で撮影中の映画の役作りで7キロ減量したという。2019年11月公開予定で、その時点では情報解禁前でタイトルを明かさなかったが、後に平山秀幸監督の「閉鎖病棟」だと判明。共演は綾野剛と小松菜奈。鶴瓶談によると小林聡美も出演しているらしい。
現在はテレビ/ラジオでレギュラー番組を8本持っていて、落語の方は昨年180席高座に上がった。
平山監督から長文の手紙を貰い、10年ぶりの映画主演を決めた。「忙しい人だから(かえって)時間があるだろう」と言われたそう。時間は工夫して作り出すものだから。
鶴笑はマクラで心斎橋2丁目劇場(1999年閉館)にダウンタウンが出演していた頃、漫才の合間に落語を演じ苦闘した日々を語り、得意のパペット落語で会場を沸かせた。
遠峰あこは持ち歌「秋田音頭」「私の大阪環状線」「哀愁のマグロぶつ」「両国」などを披露。こういうタイプの芸人さんは関西にいないので、凄く愉しかった。アコーディオン芸人といえば嘗て「おしどり」のマコがいたが、お江戸に行ってしまった。あちらで政治(福島原発事故問題)にのめり込み、次期参院選では立憲民主党から出馬するのだとか。何やってんだか……。閑話休題。
「徂徠豆腐」は一年前の兵庫芸文落語会でネタおろししたもので、一年間全国を廻り、練り上げた成果をもう一度聴いてもらいたいと。
この日のネタおろし「明烏」は遊郭で展開される艶噺。上方から江戸に移植された古典落語は多数あるが、「この噺を上方に持ってきてもええやろ」と考えての今回の口演となった。吉原から新町(大坂で唯一江戸幕府公認だった花街)に舞台が移されている。鶴瓶が遊女を演じると、〈大阪のおばちゃん〉みたいになり違和感があるのだが、こういう滑稽噺は流石に上手い。大いに笑った。
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