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2018年12月17日 (月)

望海風斗 主演/宝塚雪組「ファントム」

12月11日(火)宝塚大劇場へ。モーリー・イェストン(作詞・作曲)ミュージカル「ファントム」を観劇。

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主なキャストはファントム:望海風斗(のぞみふうと)、クリスティーヌ:真彩希帆(まあやきほ)、キャリエール:彩風咲奈 (あやかぜさきな)、シャンドン伯爵(役替り):朝美絢(あさみじゅん)ほか。    

今回は2004年宙組、06年花組、11年花組に続く宝塚での4度目の上演であり、望海風斗は3回目の出演になるという。そして僕は全バージョンを観ている。                 

演出も初演時から色々様変わりしている。まず新曲が入っている。"What will I do"は元々、韓国版のため用意された楽曲だったらしい。そしてスクリーンに映し出される映像が増えた。

宙組初演時にはエリックが"My Mother Bore Me"(私を生んだ母)をひとりで歌う場面で、背景に赤ちゃんを抱く母親のどデカい絵が登場し、僕は思わず「ダサっ……」と嘆息した。「やっぱり中村一徳(演出家)は小池修一郎と比べるとセンスがない」と悲観に暮れたものだ。しかし時の洗礼を受けその少女漫画風の安っぽいイラストもなくなり、随分と洗練された印象を受けた。

望海風斗の歌はなかなか聴かせるが、ダンスが下手。容姿は地味だなと想った。真彩希帆は可憐なルックで魅了された。透明感ある歌声も素晴らしい!オールタイム・ベスト「クリスティーヌ」認定。彩風咲奈もしっかり/しっとりと歌を聴かせ、初演でキャリエールを演じた樹里咲穂に肉薄した。

総じて見応えあるプロダクションだった。

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