大阪桐蔭高等学校吹奏楽部×映画「ボヘミアン・ラプソディ」奇跡のコラボ!!
まずはこの映像からご覧あれ。→夏の甲子園を盛り上げた大阪桐蔭吹奏楽部が映画『ボヘミアン・ラプソディ』とコラボ!(You Tube)
20世紀フォックスの公式サイトですよ!!信じられる!?明らかにワーナー・ブラザースがヒュー・ジャックマン主演の映画「グレーティスト・ショーマン」で大阪府立 登美丘高校ダンス部とコラボしたこの動画に対抗している。大阪桐蔭吹部の生徒さんたちは幸せだ。一生の宝物になるね。桐蔭は夏の甲子園の応援歌としてクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を演奏したので、おそらくそのパフォーマンスが映画会社の目に止まったのではないだろうか?なお、MV冒頭はオフ・ブロードウェイのパフォーマンスショー"STOMP"仕立てになっている(動画はこちら)。
さて、今年の全日本吹奏楽コンクール高校の部は関西代表の3校のうち金賞が丸谷明夫先生率いる淀川工科高等学校1校のみで、大阪桐蔭と明浄学院高等学校は銀賞という結果だった。九州代表の3校(玉名女子・精華女子・福工大付城東)が全て金賞だっただけに、悔しい思いが残る。関西の吹奏楽の実力って、こんなものじゃないでしょう?大阪桐蔭が自由曲にデュカス作曲「魔法使いの弟子」を選んだことに対する僕の心情は、関西吹奏楽コンクールの前日に下の記事に綴った。
- 吹奏楽 vs. オーケストラ (2018.08.25)
まぁ今年は桐蔭の野球部が強すぎたし、梅田隆司先生が大好きな「魔法使いの弟子」でもう一度、全国大会に挑みたいというお気持ちもよく分かるのだが……(梅田先生は大阪市立生野中学校と大阪市立城陽中学校の教諭時代にこの曲で全国大会に出場されている)。
それにしても大阪桐蔭の演奏するクイーンは若々しく、溌剌としていて実に素晴らしい。(クラシック音楽ではなく)こういう曲でこそ、彼らの本領は発揮される。特に「ボヘミアン・ラプソディ」の中間部、オペラティックな曲調(スカラムーシュ・ファンダンゴ・ガリレオ・フィガロ)のところで、桐蔭の十八番=合唱になるのが最高だね!胸がスカッとした。当然来年2月の定期演奏会でも聴けると思うが、その際「伝説のチャンピオン」にも合唱を取り入れて欲しいな。切にお願いします。
We are the champions - my frends
And we'll keep on fighting -
till the end -俺たちは勝者だ!友よ
そして俺たちは戦い続ける
死を迎える日まで
なんて聴いたら、泣いちゃいそう。
大阪桐蔭吹部の生徒さんたちへ。クイーンの曲を演奏する上で映画評論家・町山智浩氏の解説がとても参考になると思うので、是非ご一読ください→こちら。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」について。撮影中から色々不穏なエピソードが聞こえてきた。実はブライアン・シンガー監督(「ユージアル・サスペクツ」「X-メン」)が休暇後にも現場に戻らず、撮影終了2週間前にして監督を解雇されたと報道された。どうも主演のラム・マレックと衝突していたらしい。シンガーの代理でデクスター・フレッチャーが起用されたが、その時点で主要撮影の3分の2が完了していた為に監督のクレジットはシンガーになったという。またリードボーカルのフレディ・マーキュリーがゲイで、死因がAIDSだということも映画ではっきり言及されていないと風の便りに聞いた。そんなんで本当にまともな作品に仕上がっているのか??疑問は残るが、僕は観に行くつもりだ。
映画の予習として現在、「伝説の証 ~ロック・モントリオール1981&ライヴ・エイド1985 」Blu-rayと「ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム」DVDを鑑賞中。断然、前者の方がお勧め!まずフィルム撮りなので、画像が綺麗(後者はビデオ撮り)。それから前者は歌詞の日本語訳が字幕になっているのでありがたい(後者は歌っている間に字幕スーパーが一切ない)。
ライヴ映像を観ながら気が付いたのだが、クイーンには「レディオ・ガ・ガ Radio Ga Ga」という曲がある。何と、これがレディー・ガガの名前の由来なんだね!彼女の初期の楽曲に携わった音楽プロデューサーがこの芸名を与えたそう。因みにレディー・ガガ主演の映画「アリー/スター誕生」は大評判で、アカデミー主演女優賞ノミネートが確実視されている。日本では12月21日に公開される。
最後に、AIDSで倒れた芸術家やパフォーマーたちを列記しておく。
- ロック・ハドソン 1985年死去(映画「ジャイアンツ」「風と共に散る」に出演)
- マイケル・ベネット 1987年(「コーラスライン」原案/演出/振付、「ドリームガールズ」演出)
- ジャック・ドゥミ 1990年(映画「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」監督)
- フレディー・マーキュリー 1991年
- ハワード・アッシュマン 1991年(ディズニー「リトル・マーメイド」「美女と野獣」「アラジン」作詞)
- ジョルジュ・ドン 1992年(20世紀バレエ団ダンサー、映画「愛と哀しみのボレロ」出演)
- アンソニー・パーキンス 1992年(映画「サイコ」主演)
- ルドルフ・ヌレエフ 1993年(ソ連生まれのバレエ・ダンサー)
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コメント
突然失礼します。
「未知との遭遇」評を探していたらこちらのブログに行き当たり、読み言ってしまい、2018年のブログまで来ました。(笑)
ボヘミアン・ラプソディ評、楽しみにしています。
私は一足先に見てきたのですが、その後、「伝説の証 ~ロック・モントリオール1981&ライヴ・エイド1985」を見直しております。
この映像を映画館で見てみたい・・・というのが私の今の気持ちです。。。
投稿: | 2018年11月 8日 (木) 13時07分
コメントありがとうございます!次回はハンドル名を記載して頂ければ幸いです。
「未知との遭遇」がお好きなのですね。ならば是非、つい最近僕が発見した「スピルバーグは『ピクニック at ハンギング・ロック』を参考にしたのではないか?」という仮説をどう思われるか、ご意見を伺いたいものです。
「ボヘミアン・ラプソディ」は11月9日(金)公開初日のレイトショーで観ます(チケット予約済み)。遅くとも12日(月)中にはレビューをアップしたいと考えておりますのでご期待ください!
投稿: 雅哉 | 2018年11月 8日 (木) 20時02分