クワイエット・プレイス
評価:B+
映画公式サイトはこちら。
「音を立てたら、即死。」というキャッチコピーが秀逸。良く出来たB級ホラーである。
襲ってくるモンスターは聴覚が異様に発達しているが、目は全く見えない。このゲームのルールは、盲目の退役軍人の家に窃盗目的で忍び込んだ若者たちの恐怖体験を描く映画「ドント・ブリーズ(息をしないで!)」の構造を踏襲している。

↑ポスターも似てるでしょ?
あと車に閉じこもった姉と幼い弟をモンスターが襲い、屋外にいる大人が彼らをなんとか助けようと奔走するという展開はまんま「ジュラシック・パーク」である。
映画の9割以上はサイレント(無声)であり、また「大草原の小さな家」みたいなアメリカ開拓史ものを彷彿とさせる。つまり襲ってくるモンスターは、狼や熊、アメリカ原住民(虐げた彼らからいつか復讐されるんじゃないかという、植民者が抱く恐怖)のメタファーとも解釈出来るだろう。
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」の映画時評コーナーで、パーソナリティーのRHYMESTER 宇多丸が「あの一軒家に灯る電気はどこから来ているんだ?」とツッコミを入れていたが、自家発電なんじゃないかな。アメリカにはそういう家庭が多いと聞く。「大草原の小さな家」をベースにした倉本聰「北の国から」でも、黒板五郎(田中邦衛)が自作した風力発電機を動かす場面があるしね。
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