ブロードウェイ・ミュージカル「シティ・オブ・エンジェルズ」
9月27日(木)新歌舞伎座@大阪市へ。
ミュージカル「シティ・オブ・エンジェルズ」は1989年12月から1992年1月までブロードウェイで上演され、トニー賞で最優秀作品賞・台本賞・楽曲賞・美術賞・主演男優賞・助演女優賞の6部門を受賞した。また94年のロンドン公演ではローレンス・オリヴィエ賞で最優秀ミュージカル作品賞を受賞している。
日本初演は92年。主な出演者は中村雅俊、桑名正博、麻実れい、久野綾希子、尾藤イサオらだったそう。
久々の再演となる今回の演出・上演台本を担当したのは福田雄一。出演:山田孝之、柿澤勇人、渡辺麻友、瀬奈じゅん、木南晴夏、 山田優 ほか。
作曲はミュージカル「スウィート・チャリティ」のサイ・コールマン。スウィンギーでジャジー。都会的で、いかしてる。
福田のコメディ演出は軽やかで巧み。結構アドリブを許容しているが、芯はブレない。木南晴夏という女優は全く知らなかったが、つい先日玉木宏と結婚したんだね。「彼女はカンタービレ方面の指揮者が好きだから」という台詞が飛び出して、客席から「おめでとう!」の掛け声が。あと、まゆゆの下着姿にドキッとした。
柿澤勇人は安定の上手さで、心配した山田孝之や山田優の歌唱も全く問題なし。や〜、華やかで愉しかった!
映画のシナリオライターが生きる現実世界と、彼が書く探偵物のフィクションが交差する、入れ子構造の台本が何と言っても素晴らしい。再々演を切望する。
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