プーと大人になった僕
評価:B+
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極上とは言えないが上出来。前提としてディズニー・アニメ「くまのプーさん」(2011年版)を観ておいた方がbetterだろう。実質的な続編となっている。それに1977年の「くまのプーさん 完全保存版」が加わればperfect。この2作にエピソードの重複はない。
プーさんはいわば、惚けたおっさんだ(フーテンの寅さんに近い)。昔の言葉で言えば「うつけ者」。でもそこに味がある。理性的に考え、合理的生活を送る都会人が見失ったものが、彼や「100エーカーの森」の住人たちにはしっかり見えている。
7歳の息子と一緒に日本語吹き替え版を鑑賞。クリストファー・ロビン役を吹替した堺雅人の声はピッチが高いので、ユアン・マクレガーの声とのギャップになかなか馴れなかった。
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