« 【いつか見た大林映画】第8回「いのちのセミナー」〜大林宣彦、大いに語る。 | トップページ | 柳家喬太郎・柳亭市馬 「江戸落語 喜楽館寄席」 »

桂文珍・あやめ「ベッコの会」@神戸新開地・喜楽館

7月13日(金)神戸・新開地にできたてホヤホヤの寄席小屋「喜楽館」へ足を運んだ。7月11日にオープンしたばかりである。

1階席は座席の前列・後列の間が広く、座り心地がとても良い。この点では天満天神繁昌亭を凌駕している。ただし2階席は幅が狭く、座ると膝が前列に当たるので、繁昌亭と同程度。よって断然1階席がお勧め。

Img_1803

  • あやめ・智之介・三ノ助:神戸トーク(鼎談)
  • 笑福亭智之介:たぬさい
  • 桂三ノ助:皿屋敷
  • 姉様キングス(あやめ・染雀):音曲漫才
  • 桂文珍:旅立ち(文珍 作)

桂あやめ、笑福亭智之介、桂三ノ助は全て神戸市出身の落語家。桂文珍は神戸市灘区在住。つまり「ベッコ」とは神戸っ子のことらしい。

鼎談では地元のパン屋さんドンク -DONQ- を智之介が知らないことで盛り上がる。また神戸でメロンパンといえばラグビーボール型で中に白あんが入っており、あやめが大阪に行ったときに全く通じなかったというエピソードを披露。

Mel

現在はコープこうべが「神戸ハイカラメロンパン」と命名し、ご当地フードとして定着させようと頑張っているという。因みに全国的に親しまれている円形のメロンパンは神戸でサンライズと呼ばれている。

また若い頃、あやめが神戸出身を打ち明けると「お嬢さんなんやね」と良く言われたが、そんなことは全く無い。神戸沿線は阪急線(山側)・JR線・阪神線(海側)で(社会階層が)線引されており、阪急沿線(高台)に住む人々は宝塚歌劇を観劇する層で、近所に「いかりスーパー」があって、その駐車場にはベンツとかBMWばかり停められており、「つっかけじゃ、いけへん」と。

「狸賽(たぬさい)」本来のサゲはサイコロの五の目を表現するために「狸が冠かぶって、杓(しゃく)持って、天神さんのかっこで立っとりました」なのだが、「神戸の人に天神さんの格好ってイメージ出来るんかいな?」と思って聴いていたら、智之介はサゲを変えてきた。これには納得。

「姉様キングス」としてあやめとコンビを組む林家染雀は大阪府八尾市出身。染雀は三味線、あやめはバラライカを持ち、どちらも三弦の撥弦楽器。あやめによると「父親が共産党」(←これ、「恋人はサンタクロース」の替え歌で姉様キングスのネタにもなっている)で、幼い頃ハレの日に洋食を食べるとなると必ず神戸にある老舗のロシア料理店「バラライカ」に行っていたと。店内に楽器が飾ってあって、それを弾いてみたいと思ったのが切掛だとか。

そして「のんき節」改め「喜楽節」、「ストトン節」、「あほだら経」などを披露。

桂文珍の創作落語「旅立ち」はセレモニーホールを舞台にした噺。桂歌丸の告別式に参列したエピソードを皮切りに、弟子・珍念の弟の葬儀で棺桶を担いだ逸話を面白可笑しく語り(どこまで本当か分からない)、麻原彰晃や金正恩など時事ネタを盛り込み、さすがの上手さだった。

| |

« 【いつか見た大林映画】第8回「いのちのセミナー」〜大林宣彦、大いに語る。 | トップページ | 柳家喬太郎・柳亭市馬 「江戸落語 喜楽館寄席」 »

古典芸能に遊ぶ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 桂文珍・あやめ「ベッコの会」@神戸新開地・喜楽館:

« 【いつか見た大林映画】第8回「いのちのセミナー」〜大林宣彦、大いに語る。 | トップページ | 柳家喬太郎・柳亭市馬 「江戸落語 喜楽館寄席」 »