映画「レディ・バード」と舞台ミュージカル
評価:A


アカデミー賞で作品賞、監督賞(グレタ・ガーウィグ)、オリジナル脚本賞(グレタ・ガーウィグ)、主演女優賞(シアーシャ・ローナン)、助演女優賞(ローリー・メトカーフ)の5部門にノミネートされた。女性監督としてのノミネートは史上5人目である(「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグローが唯一の受賞者)。公式サイトはこちら。
母親や学校の先生に対して「私のことをレディ・バードと呼んで」と言う、イタイ女子高生の物語であり、グレタ・ガーウィグの自伝的作品だそう。映画の舞台となるのも彼女の出身地・カリフォルニア州サクラメントである。
ヒロインはこじらせ女子というか、17歳のくせに中二病かよ!と言いたくもなる。でも観ているうちに彼女のことが段々愛おしくなり、いつの間にか応援している。そんな映画である。
映画「ブルックリン」の主人公も最後、「彼女に幸あれ!」という気持ちにさせられたし、これはシアーシャの人徳なのだろう。うん、そうに違いない。
余談だが、本作の中盤に高校でミュージカルを上演する場面がある。これがスティーヴン・ソンドハイム作詞・作曲の「メリリー・ウィー・ロール・アロング」。そして生徒がオーディションで歌うのがやはりソンドハイムの「カンパニー」や「イントゥ・ザ・ウッズ」だったりするので嬉しくなった。ミュージカル・ファンは必見!
母親や学校の先生に対して「私のことをレディ・バードと呼んで」と言う、イタイ女子高生の物語であり、グレタ・ガーウィグの自伝的作品だそう。映画の舞台となるのも彼女の出身地・カリフォルニア州サクラメントである。
ヒロインはこじらせ女子というか、17歳のくせに中二病かよ!と言いたくもなる。でも観ているうちに彼女のことが段々愛おしくなり、いつの間にか応援している。そんな映画である。
映画「ブルックリン」の主人公も最後、「彼女に幸あれ!」という気持ちにさせられたし、これはシアーシャの人徳なのだろう。うん、そうに違いない。
余談だが、本作の中盤に高校でミュージカルを上演する場面がある。これがスティーヴン・ソンドハイム作詞・作曲の「メリリー・ウィー・ロール・アロング」。そして生徒がオーディションで歌うのがやはりソンドハイムの「カンパニー」や「イントゥ・ザ・ウッズ」だったりするので嬉しくなった。ミュージカル・ファンは必見!
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