モリーズ・ゲーム
評価:B-

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映画「ソーシャル・ネットワーク」「マネーボール」「スティーブ・ジョブズ」のシナリオを手掛け、テレビ・ドラマでは「ザ・ホワイトハウス」「ニュースルーム」で名高い脚本家アーロン・ソーキンの映画監督デビュー作である。これは見逃せない!と勢い勇んで映画館に駆けつけたのだが、正直肩透かしを食らった。
策士策に溺れる……これに尽きるだろう。確かに「ソーシャル・ネットワーク」や「スティーブ・ジョブズ」みたいに構成は凝っている。しかしそれが物語に貢献しているとはとても思えない。ただ意味もなく、ややこしくしているだけ。モーグルのオリンピック代表選手を目指していたアスリートが何故、高額ポーカー・ゲームの経営者に転身したのか?最後の落とし所が娘の父親に対する反抗心に持っていくのもいただけない。お前はフロイトか!
あとジェシカ・チャステインがやたらと露出度が高い服装をしているのだが、そのくせ精彩に欠ける。「ゼロ・ダーク・サーティ」や「女神の見えざる手」の彼女の方が余程魅力的だった。これは演出力の差だろう。
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