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2018年4月12日 (木)

アカデミー外国語映画賞受賞「ナチュラルウーマン」

評価:B

映画公式サイトはこちら。英題は"A Fantastic Woman"である。

Fanta

トランスジェンダーを主人公にしたチリ映画である。

いや、言いたいことは判るのだけれど、新鮮味がなかった。LGBTの人々が偏見の目に晒され、差別されてきたことは今まで沢山の映画で観てきたことだから。トランスジェンダーについては既に「リリーのすべて」があるしね。

上の写真にもあるけれど、向かい風に主人公が立ち向かって歩く場面は余りにも象徴している中身が薄っぺらで、表現の方法が安易だと想った。いただけない。

そして映画の最後に、自身もトランスジェンダーで歌手のダニエラ・ヴェガがヘンデルの「オンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰よ)」を歌うのだが、これが下手くそで聴くに耐えない。キャスリーン・バトルの歌唱などに比べると雲泥の差。興醒めであった。

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