2018年アカデミー賞大予想!
では恒例の第89回アカデミー賞受賞予想である。相当自信がある(鉄板)部門には◎を付けた。
- 作品賞:スリー・ビルボード
- 監督賞:ギレルモ・デル・トロ(シェイプ・オブ・ウォーター)◎
- 主演女優賞:フランシス・マクドーマンド(スリー・ビルボード)◎
- 主演男優賞:ゲイリー・オールドマン(ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男)◎
- 助演女優賞:アリソン・ジャネイ(アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル)◎
- 助演男優賞:サム・ロックウェル(スリー・ビルボード)◎
- 脚本賞(オリジナル):マーティン・マクドナー(スリー・ビルボード)
- 脚色賞(原作あり):ジェームズ・アイボリー(君の名前で僕を呼んで)◎
- 視覚効果賞:猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
- 美術賞:シェイプ・オブ・ウォーター◎
- 衣装デザイン賞:マーク・ブリッジス(ファントム・スレッド)
- 撮影賞:ロジャー・ディーキンス(ブレードランナー 2049)◎
- 長編ドキュメンタリー賞:顔たち、ところどころ
- 短編ドキュメンタリー:Edith+Eddie
- 編集賞:ダンケルク
- 外国語映画賞:ナチュラルウーマン◎
- 音響編集賞(Sound Editing):ダンケルク
- 録音賞(Sound Mixing):ダンケルク
- メイクアップ賞: ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男◎
- 作曲賞:アレクサンドル・デスプラ(シェイプ・オブ・ウォーター)◎
- 歌曲賞:This Is Me(グレイテスト・ショーマン)
- 長編アニメーション賞:リメンバー・ミー◎
- 短編アニメーション賞:Dear Basketball
- 短編実写映画賞:DeKalb Elementary
はっきり言う。演技賞4部門と監督賞は200%間違いない。対抗馬なし。しかしさっぱりわからないのが作品賞だ。「シェイプ・オブ・ウォーター」か、「スリー・ビルボード」か?どちらかなのは確かだが、どっちに転んでもおかしくない。僕は「パンズ・ラビリンス」の頃からずっとデル・トロの大ファンなので「シェイプ・オブ・ウォーター」に軍配が上がって欲しい。モンスター映画史上初の作品賞だしね。しかし!両者を観て、僕の直感は「スリー・ビルボード」に行くと告げている。昨年「ラ・ラ・ランド」が穫れずに、「ムーンライト」に行った悪夢が蘇る。あれはもう、トラウマだ。だから僕の予想が外れることを心から祈る。こんな複雑な心境で迎えるアカデミー賞授賞式なんか初めてだ。
メイプアップも200%確実。アイクアップ・アーティストの辻一弘さん、受賞おめでとう!!日本人として誇りに思います。
撮影賞のロジャー・ディーキンスは今回14回目のノミネートで受賞ゼロ。余りにも酷すぎる。今年こそは絶対頼むぜ!!!本来なら「007 スカイフォール」で彼が受賞すべきだったのだ。
編集賞は「ベイビー・ドライバー」の可能性も捨て難い。視覚効果賞は「猿の惑星」と「ブレードランナー 2049」の一騎打ちだが、過去「エクス・マキナ」が受賞したように最近はモーション・キャプチャーが高く評価される傾向がある(つまり、猿)。長編ドキュメンタリーは「イカロス」かも?
歌曲賞の対抗馬は「リメンバー・ミー」。僕は両者を聴き比べた上で断然"This Is Me"の方が好き。インパクトがある。
短編アニメーション候補"Dear Basketball"を観て度肝を抜かれたのは音楽が「スター・ウォーズ」「ハリー・ポッター」のジョン・ウィリアムズだったこと。贅沢過ぎる!!音楽だけでジーンとするもんね、そりゃずるいわ。
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コメント
作品賞、どっちにいくんでしょうねー
私は凄んだ女優よりは、繊細だったサリー・ホーキンス派です(笑)
一方...
去年、司会ジミー・キンメルの最後の痛々しい挨拶が、超苦かった…
その彼が、今年はリベンジで2年連続司会に。
どんな風に事件をギャグるのか、必見ですね〜!
投稿: onscreen | 2018年3月 4日 (日) 09時21分
onscreenさん、コメントありがとうございます。主演女優賞、僕の本音はシアーシャ・ローナンに獲って欲しい。「つぐない」(2007)に出演した少女時代から彼女を応援していますので。もうあれから11年も経ってしまいました。
ジミー・キンメルは嫌いです。政治ネタが多すぎる。彼がトランプをいくら風刺しても全く笑えません。「正義」とか、"Political correctness"とか、どうでもええんです。もううんざり。
投稿: 雅哉 | 2018年3月 4日 (日) 11時14分