ミュージカル「レディ・ベス」大阪公演初日!
11月28日(火)梅田芸術劇場へ。ミュージカル「レディ・ベス」を観劇。
東宝が「エリザベート」の作詞・作曲家コンビであるミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイに新作ミュージカルの製作を依頼したもので、2014年に初演された。花總まりで観た時のレビューは下記。
- ミュージカル「レディ・ベス」世界初演! 2014.08.04
再演で2つの新曲が追加されたが、初演版からカットされた曲もある。
今回観た配役はレディ・ベス:平野綾、ロビン・ブレイク:山崎育三郎、メアリー・チューダー:吉沢梨絵、フェリペ:古川雄大、ロジャー・アスカム(エリザベスの家庭教師):山口祐一郎。他に石川 禅、吉野圭吾、和音美桜、涼風真世らが出演した。
それにしても贅沢なキャストだ。実写版ディズニー映画「美女と野獣」の日本語吹き替え版で野獣役を歌い、今や《ミュージカル界のプリンス》の名をほしいままにする山崎と古川は2018年ミュージカル「モーツァルト!」タイトルロールのダブル・キャストである。また涼風と山口は2018年日本初演されるミュージカル「マディソン郡の橋」(作詞作曲:ジェイソン・ロバート・ブラウン)で主演を務める。
あと圧倒されたのは平野綾の歌唱力。美しく堂々として、そこに間違いなくThe Virgin Queen=エリザベス1世がいた!驚いたことに花總まりよりも良かった(僕は大の花ちゃんファンなのだが……)。小池修一郎さん、次回東宝で「エリザベート」を再演するときには是非彼女をタイトルロールに抜擢してください。お願いします。
終演後の舞台挨拶で平野の喋る声のトーンが一段高くなったのが可笑しかった。正にアニメ声。彼女は声優としてアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」ハルヒ役で一世を風靡した。
余談だがもうすぐ12月。舞台に立つ涼風の姿を観ながら、「嗚呼、久しぶりにまたミュージカル『シー・ラヴズ・ミー』が観たい!」と強く想った。クリスマスを巡る心温まる逸品で、メグ・ライアン、トム・ハンクス主演の映画「ユー・ガット・メール」の元ネタにもなっている(脚本・監督のノーラ・エフロンは幼少期に両親に連れられてこのミュージカルを何回も観に行ったそうだ)。
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