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2017年9月11日 (月)

少女ファニーと運命の旅

評価:B+

Funny

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フランス/ベルギーの合作。実話である。僕はナチス・ドイツのせいで起こった悲劇に興味があり、結構沢山の映画を観ている方だと想う。最近でも「ふたつの名前を持つ少年」(ドイツ/フランス)、「サウルの息子」(ハンガリー)、「ヒトラーの忘れもの」(デンマーク/ドイツ)などがあった。

ユダヤ人の子どもたちだけでナチス占領下のフランスから国境を超えスイスに逃げようとする物語である。最後はちょっと、ジャン・ルノワール監督の名作「大いなる幻影」(1937)のことを想い出した。「ふたつの名前を持つ少年」「ヒトラーの忘れもの」同様、子どもたちの姿が健気で痛ましい。それはユダヤの子どもたちだけではなく、ドイツの子どもたちも同様。敵味方は関係ない。彼らは皆、戦争の被害者だ。

「戦争は悪だ、二度としてはいけない」と叫ぶのは簡単だ。誰にだって分かっている。しかしそんなお題目ばかり並べても、戦争の抑止力にはならない。全く意味がない。善人面して言った奴が、いい気持ちになるだけのこと。単なる自己満足、愚の骨頂である。

これから求められるのは戦争に至るメカニズムを解明し、それを未然に防ぐ事だろう。つまりナチス・ドイツが生まれた背景は何か?どうして当時のドイツ国民はヒトラーを支持したのか?ということを真剣に探る必要がある。というわけで皆さん、まずは「わが闘争」を読むことから始めましょう。

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