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柳家喬太郎独演会@兵庫芸文

6月18日(日)兵庫県立芸術文化センターへ。

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  • 柳家やなぎ:青春ナイン(やなぎ 作)
  • 柳家喬太郎:そば清
  • 林家二楽:紙切り
  • 柳家喬太郎:孫、帰る(山崎雛子 作)

「青春ナイン」はサゲが判り難い。あと将棋の知識がないとチンプンカンプン。新作の出来としてはそこそこ。

喬太郎は前日に兵庫県加東市の落語会に出演したそう。夜、一座で飲みに行こうと思ったら「つぼ八」しかなかったと。

映画「スプリング、ハズ、カム」に出演した。広島に住むタクシー運転手の役で、この春に東京の大学に行く娘のために上京し、部屋探しをする。その娘を演じるのはE-girlsの石井杏奈(映画「ソロモンの偽証」にも出演)。兵庫県では7月に上映される。題名は「春が来た」なのに。

広島弁が厄介だったと喬太郎は「仁義なき戦い」の菅原文太を真似て場内爆笑。「どうしてよりによって広島なんですか?」と監督に尋ねると、長距離バスで上京出来るギリギリの線を狙ったという。所要時間約12時間。大阪ー東京だと近すぎる。九州からだと流石に新幹線か飛行機を使うだろう。広島ー東京の往復にバスを使わざるを得ないという経済状況に観客は悲哀を感じるだろうという回答だった。

たまに役者をして困るのは「通常、ひとりで喋っていますから人と会話が出来ない。相手が喋っている時にどうリアクションすれば良いのか解らない。あと上半身で仕事をしていますから、下半身の芝居が出来ない」

続いて秋田市のフードコート(@フォンテAKITA)に「おしゃれそば」なるものがあると紹介。チャーシューとメンマ(支那竹)が入っているそう。こちらでその写真を発見。また柳家喜多八と青森に巡業に行った時、落語会会場近くのラーメン屋にふらりと入ると、味噌ラーメン/カレーラーメン/牛乳ラーメン/バターラーメンとメニューにあった。喜多八が「大将、お勧めは?」と尋ねると「全部入り」と。結局3人で【味噌カレー牛乳ラーメン バターのせ】を食べた。スープが「ウルトラQ」のオープニングみたいだった(あるいは洗濯機を上から見た図/EXILEが"ChooChooTRAIN"で演る、ぐるぐるダンス)。

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ところが、「これが食べたら美味かったんです!」

帰宅して調べてみると、何と!Wikipediaにも【味噌カレー牛乳ラーメン】が載っている。青森県青森市のB級グルメとある。1978年に誕生したそうで歴史がある。カップラーメンも発売されているようだ。

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「そば清」は上方の「蛇含草」を江戸に移植したもの。以前、喬太郎の師匠・さん喬でも聴いたことがある。

あくまで上品なさん喬に対し、喬太郎は全く異なるアプローチでコミカル。そばを食べる仕草(=アクションと言ってもいい)がダイナミックで可笑しい。

紙切りはOHP(Overhead projector)を使い、「桃太郎」を手始めに会場からリクエストを募り、「横綱(土俵入り)」「紫陽花」「パンダ」を切った。

そして喬太郎が再び登場。夏休みに祖父母の家に遊びに行ったら「東宝チャンピオンまつり」に連れて行ってくれた時の想い出を語った(これに対抗して「東映まんがまつり」もあった)。トリはゴジラ。悪いゴジラではなく、良い方のゴジラ。そしてネタ「孫、帰る」へ。非常にトリッキーな噺で、井上ひさしの戯曲「父と暮せば」(後に宮沢りえ、原田芳雄主演で黒木和雄監督が映画化)を彷彿とさせた。満足、満足。

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