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2017年4月24日 (月)

LION/ライオン ~25年目のただいま~

正直、この邦題ってどうなの??ある意味ネタバレだし。原題はシンプルにLIONだけど。GAGAのセンスを疑う。

GAGAの宣伝部は説明過多なんだよ。世界最悪と言われ笑いものになった「ラ・ラ・ランド」のポスターも酷かった。

Jap

詰め込み過ぎ!下品!!恥を知れ!!!

さて、

Lion

評価:A

「ライオン」は紛うことなき傑作。泣いた。アカデミー賞では作品賞・助演男優賞(デーヴ・パテール)・助演女優賞(ニコール・キッドマン)・脚色賞・撮影賞・作曲賞の6部門にノミネートされた。映画公式サイトはこちら。LIONの本当の意味は最後の最後に判る仕掛けになっている。

事実は小説より奇なり。インドでは毎年8万人以上の子どもたちが行方不明になっているという(映画のスーパーインポーズより)。本作でも人さらいが描かれているし、人身売買が当たり前のように行われている。5歳で迷子になり家族と生き別れ、オーストラリアに養子として引き取られた主人公の運命は過酷であるが、ものは見方次第であり、もし彼がそのままインドで生活を続けていたら肉体労働者を続けるしかなく、大学にも行けず母親同様に文盲(非識字)のままだった可能性も高い。どちらが彼にとって幸せだったろう?色々考えさせられた。

我々はどこから来て、どこへ行くのか?「私」とは一体、何者なのか?この映画のテーマは多かれ少なかれ私たち自身の問いでもあるだろう。つまり普遍性があるのだ。

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