今年もいっぱい当てます、2017年アカデミー賞大予想!
では第89回アカデミー賞の受賞予想である。相当自信がある(鉄板)部門には◎を付けた。
- 作品賞:ラ・ラ・ランド◎
- 監督賞:デイミアン・チャゼル「ラ・ラ・ランド」◎
- 主演女優賞:エマ・ストーン「ラ・ラ・ランド」◎
- 主演男優賞:ディンゼル・ワシントン "Fences"
- 助演女優賞:ビオラ・デイビス "Fences"◎
- 助演男優賞:マハーシャラ・アリ「ムーンライト」 ◎
- 脚本賞(オリジナル):マンチェスター・バイ・ザ・シー
- 脚色賞(原作あり):ムーンライト◎
- 視覚効果賞:ジャングル・ブック
- 美術賞:ラ・ラ・ランド◎
- 衣装デザイン賞:ラ・ラ・ランド◎
- 撮影賞:ラ・ラ・ランド
- 長編ドキュメンタリー賞:O.J.: Made in America ◎
- 短編ドキュメンタリー:最後の祈り(NETFLIX)
- 編集賞:ラ・ラ・ランド◎
- 外国語映画賞:ありがとう、トニ・エルドマン(ドイツ)
- 音響編集賞(Sound Editing):Hacksaw Ridge
- 録音賞(Sound Mixing):ラ・ラ・ランド◎
- メイクアップ賞: スター・トレック BEYOND
- 作曲賞:ジャスティン・ハーウィッツ「ラ・ラ・ランド」◎
- 歌曲賞:City of Stars 「ラ・ラ・ランド」◎
- 長編アニメーション賞:ズートピア◎
- 短編アニメーション賞:ひな鳥の冒険
(ピクサー・アニメーション・スタジオ) - 短編実写映画賞:Ennemis Interieurs
「ラ・ラ・ランド」は10−12部門受賞すると予想されるので(運が良ければ音響編集賞も)、受賞数で史上最多タイ記録になる可能性がある(これまでに「ベン・ハー」1959、「タイタニック」1997、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」2003が11部門で並んでいる)。
デイミアン・チャゼルは現在32歳、史上最年少での監督賞受賞となる。タイ記録は1931年に「スキピイ」で受賞したノーマン・タウログ。実に85年ぶりの快挙である。実はチャゼル監督、タウログがメガフォンを取った「踊るニュウ・ヨーク」でフレッド・アステアとエレノア・パウエルが踊る場面に対しに「ラ・ラ・ランド」の中でオマージュを捧げている。
今年最大の目玉は演技部門で過半数を黒人(アフリカ系アメリカ人)が占めること。これは前代未聞だ。時代は少しづつ変化を遂げている。もし番狂わせがあるとしたら、主演男優賞でケイシー・アフレック(ベンアフの弟)の可能性も。
長編アニメーション部門はほぼディズニーの「ズートピア」で決まりだが、サプライズとして"Kubo and the Two Strings"も捨て切れない。ところでこれ、未だ日本公開決まらないの〜!?
アカデミー作品賞でミュージカル映画が受賞するのは「シカゴ」(2002)以来、14年ぶりである。しかし「シカゴ」は元々ブロードウェイ・ミュージカルであり、「ラ・ラ・ランド」は全てオリジナル楽曲だ。真っ新のオリジナル・シナリオから創作されたオリジナル・ミュージカルが受賞するのは1958年のMGM映画「恋の手ほどき」(Gigi)以来、なんと58年ぶり。これに快哉を叫ばずにいられようか!
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