エリザベート TAKARAZUKA 20周年 スペシャル・ガラ・コンサート
12月13日(火)梅田芸術劇場へ。
宝塚雪組でウィーン・ミュージカル「エリザベート」が日本初演されたのは1996年。それから20周年を迎えたことを記念するスペシャル・ガラ・コンサートへ行った。初演メンバーによるモニュメント、フルコスチューム、アニバーサリーと3つのバージョンがあり、僕が観たのはフルコスチューム版。2007年雪組版を中心としたキャストだった。
ただし、フランツの初風緑は2005年月組、少年ルドルフの月影瞳は1996年星組のキャスト。樹里咲穂はルキーニを本公演で演じたことがなく、1998年宙組の東京公演ではルドルフを演じた。
2007年雪組版を観た当時の感想は下記事に書いた。
2012年に開催されたガラ・コンサートの様子は下記。
兎に角、懐かしかった。水夏希のトートは爬虫類系で、ネットリ粘液を分泌しながら絡みつく感じ。異形ではあるが、これはこれですこぶる面白い。僕が一番好きなトートは花組の明日海りお(正統派!)で、次点が東宝版の城田優(セクシー)。その次ぐらいに水を推したい。
エリザベートのNo.1が花總まりであることは論を俟たない。No.2は白羽ゆりかな。最初登場したときは頬紅が濃いな〜と思ったが、肖像画と同じエーデルワイスの髪飾りと豪華な白いドレスで登場する1幕フィナーレでとても映えた。ここに照準を合わせていたんだね。2幕になると薄化粧になり、違和感はなくなった。さすがに9年経つと若い頃のシシィはきついなーと感じたが、エリザベートが年を取るに従ってぐんぐん良くなる。息が長く演じられる役だ。
樹里咲穂のルキーニは元々上手い人なので、個性は乏しいが手堅い仕上がり。秀逸だったのが未来優希。猛烈なゾフィーで目力が半端ない。これは出雲綾を抜いて歴代ベストだと太鼓判を押したい。あと少年ルドルフは月影瞳が一番好きなので、生で観れて良かった。
DVDが発売されるそうなのだが、どうしようかな〜。我が家には雪組初演版以降の「エリザベート」で溢れているから。
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