プラジャーク・クヮルテット×関西弦楽四重奏団
12月9日(金)大阪倶楽部へ。
チェコのプラジャーク・クヮルテットと関西弦楽四重奏団で、
- ボロディン:弦楽四重奏曲 第2番 (プラ)
- ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第10番 (関西)
- メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 (合同)
ボロディンの第1楽章はノスタルジック。第2楽章には瞬発力があり、第3楽章はチェロ(上森祥平)が朗々と鳴り響く。豊かな歌が胸に滲みた。
プラジャークの音色は古い木目を連想させる。穏やかで、落ち着いた茶色の音。その色彩はプラハの街並みに繋がっている。
ドヴォルザークの第2楽章は民族色豊かでボヘミアの田園風景が脳裏に浮かんだ。
合同合奏によるメンデルスゾーンは奏者たちが実に楽しそうに弾いているのが印象的だった。特にチェロの上森祥平とミハル・カニュカ。覇気があり、音がうねる。終楽章は動的で、鹿の跳躍を想わせた。
SQ2団体が必要なので八重奏曲をライヴで聴く機会はめったにない。貴重な体験だった。
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