« エリザベート TAKARAZUKA 20周年 スペシャル・ガラ・コンサート | トップページ | プラジャーク・クヮルテット×関西弦楽四重奏団 »

2016年12月15日 (木)

ミュージカル・スター!〜ラミン・カリムルー@大阪

12月14日(水)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティーへ。ラミン・カリムルーのコンサートを聴く。

Ramin

ラミン・カリムルーのことを初めて知ったのはミュージカル「レ・ミゼラブル」25周年記念コンサート(Blu-ray, DVD発売中)だった。かれはアンジョルラスを演じて強烈な印象を視聴者に与えた。

Ramin2

その後プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュは「オペラ座の怪人」25周年記念コンサート(Blu-ray, DVD発売中)でファントム役に彼を指名した。

またブロードウェイから「レ・ミゼラブル」リヴァイヴァル版出演のオファーが来た。アンジョルラス役かと思いきや、ジャン・バルジャン役だと聞き「俺はもうそんな年寄りになったのか!」とショックを受けたと彼は冗談交じりに語った。そして同役でトニー賞ミュージカル主演男優賞にノミネートされる。更に彼は「オペラ座の怪人」の続編「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」ファントム役のオリジナル・キャストを務めた。来年4月には新作ミュージカル「アナスタシア」でブロードウェイの舞台に再び立つ予定(3月23日からプレビュー公演)。これは1997年に20世紀フォックスが製作したアニメーション映画を基にしているが、ラミンが演じるのはアニメに登場しない舞台版オリジナル・キャラクター(悪役)だそうである。

ラミンはイラン・テヘラン生まれで現在はカナダ国籍。僕が彼の生歌唱を聴くのはこれが3回目である。

東京のゲストが中川晃教で大阪は濱田めぐみ。僕はこぶしが効いた濱田の歌い方が苦手なので(鹿賀丈史を彷彿とさせる)、本当はアッキーの方が良かったなぁ!でもまぁこの際、贅沢は言いますまい。

今回のセット・リストは、

  • 序曲
  • 「サンセット大通り」Sunset Boulevard
  • 「カンパニー」Being Alive
  • 「エビータ」High Flying, Adored
  • 「ジャージー・ボーイズ」君の瞳に恋している
  • 「オペラ座の怪人」Point Of No Return
    (濱田めぐみと共演)
  • 「ミス・サイゴン」命をあげよう(濱田)
  • 「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」プロローグ(コーラス3人)
  • ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)by ジョン・レノン&オノ・ヨーコ
  • 「ラ・マンチャの男」見果てぬ夢
  • 「レ・ミゼラブル」Bring Him Home
  • 「レ・ミゼラブル」On My Own(濱田)
  • 「エビータ」ブエノスアイレス(濱田)
  • 「オペラ座の怪人」All I Ask Of You(コーラスの一人と共演)
  • 「アイーダ」Elaborate Lives(濱田と共演)
  • 「ラヴ・ネバー・ダイズ」君の歌を聴けるまで
  • 「ムーヴィン・アウト」ピアノマン
  • 「コーラスライン」愛した日々に悔いはない
  • 「レ・ミゼラブル」夢やぶれて
  • Christmas Eve (English Ver. ) by 山下達郎
  • 「チェス」Anthem

ラミンによると、彼は「ミス・サイゴン」のクリス役を14ヶ月の契約で演ったたという。「日本の舞台にも立ちたい。いっそのこと1年くらいいたい」「他の国のファンから『どうしてそんなにしょっちゅう来日するの?』と言われるんだけれど、僕がウエストエンドやブロードウェイの舞台に立っている時に日本のファンがわざわざ駆けつけてくれたからね。だからそのお返しをしないといけない」などとリップ・サーヴィスたっぷりで、実に気さくなナイス・ガイであった。

張りのある美声、伸びる高音を堪能した。「ラ・マンチャの男」のアレンジがボサノバ・タッチで面白く、「ピアノマン」は劇的で(物語が感じられ)、オリジナルのビリー・ジョエルより良かった。また「コーラスライン」の”愛した日々に悔いはない”は絶唱だった。

ただ「レ・ミゼ」の”夢やぶれて”が聴けたのは貴重だったのだが、これは元々ファンティーヌという女性の歌。

But the tigers come at night
With their voices soft as thunder
As they tear your hope apart
As they turn your dream to shame

He slept a summer by my side
He filled my days with endless wonder
He took my childhood in his stride
But he was gone when autumn came
And still I dream he'll come to me
That we will live the years together

でもトラたちが夜に現れ
その声は柔らかい雷鳴のよう
彼らはうら若き乙女の希望を引き裂き
夢を恥辱に変えるのよ

彼は夏の間中私の傍で寝た
そして私の日々を終わりのない驚きで満たした
彼は幼かった私に楽々と対処した
でも秋が来ると立ち去ってしまった
そして私は未だに彼が戻ってくるのを夢見るの
何年も一緒に過ごすのだと信じて

つまり「悪い男が突如目の前に現れて、初(うぶ)な私を騙し操を奪い、逃げ去った。こうして私は未婚の母になった」という内容なわけだが、ラミンはこの歌詞のHeをSheに変えて歌った。「それって一体全体、どういう状況なん???」と頭の中は疑問符だらけになっちゃった。

|
|

« エリザベート TAKARAZUKA 20周年 スペシャル・ガラ・コンサート | トップページ | プラジャーク・クヮルテット×関西弦楽四重奏団 »

舞台・ミュージカル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/212850/64627525

この記事へのトラックバック一覧です: ミュージカル・スター!〜ラミン・カリムルー@大阪:

« エリザベート TAKARAZUKA 20周年 スペシャル・ガラ・コンサート | トップページ | プラジャーク・クヮルテット×関西弦楽四重奏団 »