デュメイ/関西フィルのメンバーによる室内楽
11月20日(日)伊丹アイフォニックホールへ。
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)と関西フィルのメンバーによる室内楽を聴く。
- モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番
- モーツァルト:フルート四重奏曲 第4番
- ドヴォルザーク:三重奏曲 ハ短調 作品74
(休憩) - ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番
デュメイは後半のブラームスのみ出演。モーツァルトでフルートを吹いたのは河本朋美。ヴァイオリンは今年4月に入団した第2ヴァイオリン首席の増永花恵。すごく上手い!ドヴォルザークではコンサートマスターの岩谷佑之と増永、ヴィオラの中島悦子が弾いた(岩谷・増永はブラームスに参加せず)。
モーツァルトの響きは柔らかく軽やか。爽やかな微風に乗って舞う蝶のようだった。フルートはロングトーンでもヴィブラートが控えめで、とても上品。
ドヴォルザークは民族的味わいと、切れがある演奏。硬と軟のコントラストが鮮明。英語で表現するならSparkle(きらめき、光彩)が感じられた。
ブラームスは名手デュメイの奏でる研ぎ澄まされた音がゴツくて強力で、他の奏者が沈んでしまった。特に第2ヴァイオリンがおとなし過ぎる!(教育的目的もあるのだろうが)ここは岩谷か増永が弾いて欲しかった。
室内楽ってやっぱり(スキルの)バランスが重要だなと想った。
| 固定リンク | 0
「クラシックの悦楽」カテゴリの記事
- 武満徹「系図(ファミリー・トゥリー)-若い人たちのための音楽詩-」を初めて生で聴く。(佐渡裕/PACオケ)(2022.01.26)
- エマニュエル・パユ(フルート) & バンジャマン・アラール(チェンバロ) デュオ・リサイタル(2021.12.11)
- ミシェル・ブヴァール プロデュース「フランス・オルガン音楽の魅惑」Vol. 1(2021.12.10)
- 厳選 序曲・間奏曲・舞曲〜オペラから派生した管弦楽の名曲ベスト30はこれだ!(2021.09.17)
コメント
お久しぶりです。
俺としては「デッドプール」の感想を待ってたんだけど、無理そうかな。
投稿: S | 2016年12月 7日 (水) 00時28分
どうも。「デッドプール」は観ていません。ファンタビの記事にも書いたけど、アメコミにはもううんざりなんですよ。
投稿: 雅哉 | 2016年12月 7日 (水) 08時04分