レ・ヴァン・フランセ 2016 @いずみホール
10月27日(木)いずみホールへ。レ・ヴァン・フランセを聴く。
- ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内音楽
- ベートーヴェン:「ドン・ジョヴァンニ」”お手をどうぞ”による変奏曲
- サン=サーンス:デンマークとロシアの歌による奇想曲
- 酒井健治:青のスパイラル
- プーランク:六重奏曲
- テュイレ(トゥイレ):六重奏曲よりガヴォット(アンコール)
レ・ヴァン・フランセはエマニュエル・パユ(フルート)フランソワ・ルルー(オーボエ)、ポール・メイエ(クラリネット)、エリック・ル・サージュ(ピアノ)ら超一流の奏者によるアンサンブル集団。元々プーランク:六重奏曲を演奏する目的で結成されたので、過去の来日公演でも必ずこの曲がプログラムの最後を飾る構成になっている。2012年に同じいずみホールで聴いたときの感想はこちら。
パユはiPadの楽譜を使用していた。他の奏者は紙媒体だった様子。
ヒンデミットは機知に富む。シュポアはピアノが華麗。物悲しく、ロマンティック。ベートーヴェンは丁々発止のやり取りがスリリングで、名人芸を堪能。
酒井健治の新作からは「上昇気流」とか「突風」等を感じた。色彩感豊かで、フルートのフラッターとかオーボエの重音とか特殊奏法の見本市。面白かった。
定番のプーランクに文句があろうはずがない。CDで聴くよりも、やっぱり生のほうが迫力と鮮度があり断然良かった。
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