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2016年9月19日 (月)

京都アニメーション「聲の形」

評価:C+

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Joe

君の名は。」を3回観た直後だけに、「(演出が)もう少しテンポよくことを運べないのかな〜」とか「雲をもうちょっと丁寧に描けないものか」とかいうことがすごく気になった。同じ京アニなら「劇場版 響け!ユーフォニアム」の方が断然良かった。

この悲劇の元凶は聾者の娘を普通小学校に入れた母親にあるのではないか?という気がして仕方なかった。子供は残酷だからね。そりゃイジメも発生するだろう(勿論それを肯定しているのではない、リスクが高いと言っている)。障害の程度によってcase-by-caseだろうが、普通学校に入れることが本当に子供のためになるのか、それとも単なる親のエゴイズム(世間体)なのか、よくよく考える必要があるだろう。その子の周囲も巻き込まれてしまうのだし。「善意」を信じても、所詮子供だしね。天使じゃないのだから。硝子が最初から聾学校に行っていれば彼女も、将也もあんなに苦しむことはなかった。

底知れない人の悪意が描かれていて、心がヒリヒリした。

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