田野倉雅秋@大阪クラシック 第36公演
9月13日(火)、ザ・フェニックスホールへ。大阪クラシック 第36公演を聴く。
田野倉雅秋(ヴァイオリン)、苅谷麻里(ピアノ)で、
- プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
「ガルシア・ロルカの思い出に」 - ショーソン:詩曲
- サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
プーランクのソナタは1936年に銃殺されたスペインの作家、フェデリーコ・ガルシア・ロルカに捧げられた。
第1楽章は狂騒。第2楽章の楽譜冒頭にはロルカの詩「ギターは数々の夢に涙を流させる」が引用されている。ギターはスペインの魂。懐かしい想い出を喚起するような楽曲。またこれを聴きながら新海誠監督の「君の名は。」で描かれる黄昏時/かたわれ時(彼は誰時)の情景が目に浮かんだ。
サン=サーンスも大好きな曲で、日本では余り人気がなく中々聴く機会がないからとても嬉しかった。
近代フランス音楽のエスプリを堪能した夜だった。
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