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2016年8月27日 (土)

新星・松田華音登場!大響名曲コンサート

8月27日(金)ザ・シンフォニーホールへ。

外山雄三/大阪交響楽団、松田華音(ピアノ)で、

  • グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
  • ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番
  • チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」より
    情景、四羽の白鳥、チャルダッシュ
  • ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」より
    剣の舞、子守唄、レスギンカ

松田華音は現在20歳。6歳でロシアに渡りモスクワ音楽院で学んだ。18歳の時にドイツ・グラモフォンからCDデビュー。僕が知る限り日本人ピアニストとして初の筈だ(先例にアリス=紗良・オットがいるが、彼女は日本人とドイツ人のハーフ)。

ステージに登場した松田はフリルの付いたピンクのドレスで可憐だった。強い打鍵で鋼の芯が入った印象を受けるが、同時に弱音に透明感があり、繊細さを兼ね備えている。

「ルスランとリュドミラ」は正確なリズムで矍鑠たる演奏だが、四角四面でおもろない。

プログラム後半のバレエ音楽はあっさり淡白。ハンガリー民族舞踏のチャルダッシュも民族色ゼロ。

大阪交響楽団のミュージック・アドバイザーに就任した外山雄三は耳がよく、オケの楽員からは尊敬と厚い信頼を寄せられているようだが、聴衆の立場から言わせてもらうと何の価値も見出だせない。今回は松田目当てで足を運んだが、二度と聴くことはないだろう。

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