三谷文楽「其礼成心中」@大阪初演
三谷幸喜が台本を執筆した文楽「其礼成心中(それなりしんじゅう)」を森ノ宮ピロティホールで鑑賞。
僕は2014年に京都公演を観ている。その時のレビューはこちら。待望の大阪公演(初演)である。近松門左衛門の「曾根崎心中」は大阪が舞台であり、現在大阪市日本橋に国立文楽劇場があるのは御存知の通り。
文楽人形「みたに君」が前説を述べるというスタイルは京都公演同様だが、阪神戦の始球式で登板したこと(その様子はこちら)、人間以外が投げるのは「ふなっしー」以来2人目かなと思っていたら、くまモンや貞子も投げていた等と語った。
休憩なし2時間、コンパクトに纏まっており、伏線の張り方が巧みで最後まで飽きさせない。秀逸な「曾根崎心中」のパロディである。戯作者・近松門左衛門も登場するのが実に愉快だ。これだけ面白ければ文楽ファンも増えるだろう。三谷幸喜には是非第二弾にも取り組んで貰いたい。
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