蜜のあわれ
評価:B+
室生犀星晩年の小説を映画化。公式サイトはこちら。
監督は石井岳龍(がくりゅう)、改名前の石井聰互(そうご)の方が有名だろう。代表作は「高校大パニック」「狂い咲きサンダーロード」「逆噴射家族」。
老いとエロスについての物語である。効果音がとても印象的。
二階堂ふみ(21)が出演した映画を今まで何本観たかを考えてみた。最初が2012年の「ヒミズ」。この時は宮崎あおいそっくりでびっくりした。それから「悪の教典」「脳男」「地獄でなぜ悪い」「私の男」「渇き。」「ジヌよさらば」「この国の空」。よって「蜜のあわれ」が9本目である。金魚の化身を演じる彼女のことを初めて可愛いと想った(これまでの印象は妖艶・小悪魔・宮崎あおいを一寸下品にした感じ)。自分のことを「あたい」と呼ぶのがいいね。「金魚ダンス」も微笑ましい。
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