吉野の桜 2016
4月10日(日)奈良県吉野郡吉野町へ。岡山県から関西に引っ越してきてから、春に吉野を訪ねるのは12年連続の恒例行事となった。
- 吉野の桜と日本人の死生観(2008年記載)
4歳になる息子も0歳の時から連れて来ているので、今回が5回目である。最初の頃は当然、花なんかに興味がなかったが、最近では「綺麗ねぇ」と言うようになった。シートを敷いてゴロゴロ転がり、コガネムシやアリを見ては騒ぎ「愉しかった!また来たい」と。
日本人は不思議な民族である。桜が満開の時期はせいぜい2−3日で、雨が降り強風が吹けば呆気なく散ってしまう儚い存在である。花見を愉しめる期間は1年のうち僅か1週間程度。しかし束の間の歓びのために惜しみない情熱を注ぎ、木を次々に植え、丹精込めて育てる。外国人には理解し難い独特の美意識(もののあはれ/無常観)がそこにはある。それが長所/利点かどうかは別問題として。
| 固定リンク | 0
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 【考察】LGBTQ+は「種の保存に反する」のか?(2021.05.25)
- 新型コロナウィルスと陰謀論(2021.05.20)
- 新型コロナワクチンを接種しました。(2021.05.14)
- 差別する心理〜欧米の植民地支配からBlack Lives Matter(BLM)まで(2021.03.06)
「旅への誘ひ」カテゴリの記事
- キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィル in 姫路(2023.11.22)
- 「シシ神の森」屋久島旅行記(2019.08.26)
- 平成最後の吉野の桜(2019.04.17)
- 小豆島へ(2019.03.30)
- 再び法師温泉へ!(2019.01.08)
コメント