児玉宏 The Last Concert !/大阪交響楽団 名曲コンサート
2月28日(日)ザ・シンフォニーホールへ。
児玉宏(今シーズンで音楽監督・首席指揮者を退任)/大阪交響楽団 with 須川展也(サクソフォン)で、
- ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」序曲
- グラズノフ:アルトサクソフォンと弦楽のための協奏曲
- カッチーニ(朝川朋之 編):アヴェ・マリア(ソリスト・アンコール)
- ロッシーニ:歌劇「シンデレラ」序曲
- ベートーヴェン:交響曲 第4番
ロッシーニは軽妙。アンサンブルはきりりと引き締まり、と同時に柔軟な演奏。「シンデレラ」は沸き立つようなロッシーニ・クレシェンドにワクワクした。
グラズノフは暗い湖底にダイヤモンドが燦めいているよう。サクソフォンの美しく繊細なヴィブラートが印象的。アンコールのカッチーニには静謐な抒情があり、伴奏の弦は硬質な魅力を放つ。
ベートーヴェンの4番は1st Vn-2nd Vn-Va-Vc-Cbが10-8-6-6-4の比較的小さな編成。序奏の弦はノン・ヴィブラートで開始され、主部に入って以降もノン・ヴィブラートとヴィブラート奏法が交叉する。生命力に満ちた演奏で、この曲はAnima Symphonyだなと想った(animaとはラテン語で生命や魂を意味し、animalやanimationの語源である)。第2楽章は付点のリズムが正確無比で終楽章は小気味いい。
今から8年前の2008年3月に児玉宏のベートーヴェン7番を聴いて圧倒された記憶がまざまざと蘇ってきた。
児玉のブルックナーは堪能したが、願わくばもっとベートーヴェンも聴きたかった。そしてオペラ!またカレッジ・オペラ・ハウスなどにも客演してくださいね。
| 固定リンク | 0
「クラシックの悦楽」カテゴリの記事
- 近況報告(あるいは、なぜ当ブログは最近更新頻度が低下しているのか?)(2025.10.16)
- 映画「マエストロ:その音楽と愛と」のディープな世界にようこそ!(劇中に演奏されるマーラー「復活」日本語訳付き)(2024.01.17)
- キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィル in 姫路(2023.11.22)
- 原田慶太楼(指揮)/関西フィル:ファジル・サイ「ハーレムの千一夜」と吉松隆の交響曲第3番(2023.07.12)


コメント